デジタルエンターテインメント事業の『モンスト』や『コトダマン』が業績に貢献。スポーツ事業やライフスタイル事業も売上拡大。
株式会社ミクシィは、2022年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月6日に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は283億6600万円(前年同四半期比3.4%減)、EBITDAは69億8700万円(同17.7%減)、営業利益は60億1100万円(同19.4%減)、経常利益は60億2300万円(同17.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,054百万円(同17.7%減)となった。
経営成績に関する説明
セグメントごとの業績は次のとおり。事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)となっている。
デジタルエンターテインメント事業
デジタルエンターテインメント事業は、スマートデバイス向けゲーム『モンスターストライク(以下、モンスト)』を主力として収益を上げている。『モンスト』は、前第1四半期連結累計期間と比較してMAUの低下等により売上高及びセグメント利益は減少しているが、有力IPとのコラボレーション等の影響もあり、期初の業績予想に対し、計画どおりの進捗となった。また、スマートデバイス向けゲーム『コトダマン』の売上も順調に拡大している。新規アプリゲームの開発も進めており、収益の安定化及び収益性の向上に取り組んでいる。
この結果、当事業の売上高は225億9600万円(前年同四半期比13.1%減)、セグメント利益は105億8600万円(同15.2%減)となった。
スポーツ事業
スポーツ事業では、プロスポーツチーム経営、公営競技関連事業への投資を行なっておいる。プロスポーツチーム経営においては、プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」が2020-21シーズンにクラブ初となるBリーグ優勝を果たしている。「100年続くクラブチーム」を目標に掲げ、新たなステージを目指していく。公営競技関連事業においては、株式会社チャリ・ロトで、2021年4月より初のCM放映を実施するなど、積極的なマーケティング施策が奏功し、順調にユーザー数を伸ばしている。また、2020年の6月よりサービスを開始しているスポーツベッティングサービス「TIPSTAR」の伸長も売上増加に貢献している。
この結果、当事業の売上高は40億4700万円(前年同四半期比69.7%増)、セグメント損失は6億8100万円(前年同四半期はセグメント損失10億2000万円)となった。
ライフスタイル事業
ライフスタイル事業では、SNS「mixi」、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」を中心に各種サービスを運営している。「家族アルバム みてね」はマネタイズの強化を推進しており、株式会社スフィダンテと連携したギフトサービスの定着が進んだことで、前年同期の受注実績を大きく上回り、売上高は前第1四半期連結累計期間と比較して増加している。また、「minimo」においては、前第1四半期連結累計期間に新型コロナウイルスの影響を受け、低調に推移していたが復調し売上を大きく伸ばしている。
この結果、当事業の売上高は17億2200万円(前年同四半期比76.1%増)、セグメント利益は1億5900万円(前年同四半期はセグメント損失3億600万円)となった。
関連サイト
株式会社ミクシィ公式サイト
2022年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2022年3月期第1四半期決算説明資料