男性向けタイトルやNintendo Switch向けタイトルの好調も黒字化に貢献。
株式会社ボルテージは、2021年6月期決算短信(連結)を8月12日に発表した。当連結会計年度の売上高は69億272万3000円(前年同期比4.8%増)、営業利益は1億5900万1000円(前年同期は営業損失8628万6000円)、経常利益は1億7789万円(前年同期は経常損失8759万7000円)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億6321万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失1億6074万6000円)となった。
経営成績に関する説明
ボルテージグループにおいては、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」「リアイベ」「電書・動画・コンシューマ」の5区分で事業を運営しております。
当連結会計年度における売上は、「英語・アジア女性向け」が減少したものの、「日本語女性向け」「男性向け」等が増加し、69億272万3000円(前年同期比4.8%増)となった。費用は、オフィス減少やリース料削減による賃借料が減少した一方、イベント等の費用、派遣及び業務委託費用の増加による外注費の増加があったことや、売上増加による販売手数料の増加により、全体としてやや増加した。
その結果、売上の増加が費用の増加を上回り、営業利益は1億5900万1000円(前年同期は営業損失8628万6000円)、経常利益は1億7789万円(前年同期は経常損失8759万7000円)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億6321万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失1億6074万6000円)とそれぞれ黒字転換となった。
事業区分別の業績は、以下の通り。
1、日本語女性向け
日本語女性向けは、「読み物型」「アバター型」「カード型」「声優型」に分類して展開している。「アバター型」が増加し、売上高は41億3719万6000円(前期比4.2%増)となった。
2、英語・アジア女性向け
英語・アジア女性向けは、『Love365』『Lovestruck』等が該当する。『Lovestruck』等が減少したことにより、売上高は13億637万2000円(前期比10.4%減)となった。
3、男性向け
主に『六本木』が増加したことにより、売上高は12億214万2000円(前期比16.1%増)となった。
4、リアイベ
イベント・ライツが増加したことにより、売上高は1億5604万1000円(前期比89.6%増)となった。
5、電書・動画・コンシューマ
電書・動画・コンシューマは電子書籍(キスミル、ぼるコミ、OCレーベル)及びコンシューマ(Nintendo Switch向けコンテンツ)が該当する。主にコンシューマが増加したことにより、売上高は1億97万1000円(前期比147.9%増)となった。