HEROZ、外出自粛による巣ごもり需要などで『将棋ウォーズ』が安定推移。営業利益920万円 2022年4月期第1四半期決算短信

AIサービス「HEROZ Kishin」の拡販を推進。スマートフォンアプリ『将棋ウォーズ』の安定推移が業績に貢献。

HEROZ株式会社(以下、HEROZ)は、2022年4月期第1四半期決算短信[日本基準](非連結)を9月10日に発表した。当第1四半期累計期間の売上高は3億5493万7000円となり、EBITDA(営業利益+減価償却費+敷金償却)4759万1000円、営業利益920万5000円、経常利益648万5000円、四半期純利益357万4000円となった。

なお、「収益認識に関する会計基準」等を当第1四半期会計期間の期首から適用しているため、当第1四半期累計期間における経営成績に関する説明に関しては、前第1四半期累計期間と比較した前年同期比(%)の記載は省略している。

HEROZ2022年4月期第1四半期決算

経営成績の説明

HEROZは、「驚きを心に」をコンセプトとして、人々の生活が便利に楽しくなるように、AIを活用したサービスをBtoCおよびBtoB領域で展開している。同社が属するAI市場では、ディープラーニング等の機械学習関連アルゴリズムの高度化に加えて、機械学習に利用可能な計算機の能力向上やデータの増加により、更なる成長が続いている。

このような環境のなか、同社のAI(BtoC)サービスにおいては、全国的な外出自粛影響による巣ごもり需要の継続やオンライン将棋大会開催・機能追加等の影響もあり、AIによるサポート機能等を搭載したスマートフォンアプリ『将棋ウォーズ』が引き続き安定した収益を上げた。

AI(BtoB)サービスにおいては、同社のディープラーニング等の機械学習技術を集約したAIサービス「HEROZ Kishin」に関わる業務の標準化を続け、資本業務提携先をはじめとする様々な事業会社に「HEROZ Kishin」を拡販しているが、当第1四半期累計期間の売上は、エンターテインメント領域におけるゲーム終了等の影響により、前年同期と比較して減少となった。

また、高度な機械学習アルゴリズム開発のための技術研究強化に加えて、機械学習用サーバ等設備の購入に伴う減価償却費・通信費の増加、広告宣伝強化による広告宣伝費の増加及び中長期的な成長戦略を実現するための先行投資等によって、売上原価・販売費及び一般管理費が増加しているが、概ね計画通りの進捗であると判断している。

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関連リンク

HEROZ株式会社
2022年4月期第1四半期決算短信[日本基準](非連結)
2022年4月期第1四半期決算説明資料