gumi、新規タイトルの開発費増加で営業損失5.9億円 2022年4月期第1四半期決算短信

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主力タイトルが配信期間の長期化により売上減少。新規タイトルの配信延期も重なり当第1四半期期間は赤字に。

株式会社gumi(以下、gumi)が2022年4月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)を9月10日に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は36億5061万8000円(前年同期比31.8%減)、営業損失は5億9642万7000円(前年同期は9億5046万6000円の営業利益)、経常損失は18億879万9000円(前年同期は10億8245万8000円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は15億9365万2000円(前年同期は9億162万1000円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となった。

gumi2022年4月第1四半期決算

当第1四半期連結累計期間のセグメントごとの状況は次のとおり。

経営成績の説明

モバイルオンラインゲーム事業
売上高に関しては、既存タイトルに関しては堅調に推移したものの、一部主力タイトルにおいて配信期間の長期化により売上が減少したことに加え、想定していた新規タイトルの配信が延期となったことなどに伴い、前年同期比で減収となった。営業利益に関しては、売上高の減少に加え、新規タイトルの開発進捗に伴い外注費が増加したことなどにより、前年同期比で減益となった。

この結果、売上高は36億531万9000円(前年同期比32.3%減)、営業損失は5億9092万3000円(前年同期は10億2933万4000円の営業利益)となった。

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XR事業(VR、AR、MR等)
XR事業に関しては、将来、市場の急拡大が見込まれるXR市場において早期に優位なポジションを築くことが重要な課題であると考えている。当社グループは、市場の状況にあわせて投資を行なっていく方針であり、市場の黎明期においては国内外にて主にファンド出資を通じたXR関連企業の成長支援を実施し、また成長期においてはコンテンツの開発を主体的に取り組み、XR事業の収益化を目指している。

当第1四半期連結累計期間においては、主にファンド出資等を通じ、有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携をはかってきた。

この結果、営業損失は1060万1000円(前年同期は6247万6000円の営業損失)となった。

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ブロックチェーン事業
ブロックチェーン事業に関しては、当該事業を取り巻く法令及び行政の対応等を踏まえつつ、国内外の有力企業への投資を通じ、早期の収益化を目指している。

当第1四半期連結累計期間においては、主に株式会社gumi Cryptosで行なっているコンセンサスノードの運営が売上に寄与した。

また、引き続き株式会社gumi Cryptosを通じ、新たなテクノロジーを活用する世界各国のブロックチェーン企業に対し、様々な支援を提供した。

この結果、売上高は4529万9000円(前年同期比87.9%増)、営業利益は509万7000円(前年同期は1639万1000円の営業損失)となった。

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関連リンク

株式会社gumi
2022年4月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2022年4月期第1四半期決算説明資料

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