「うたの☆プリンスさまっ♪」と「ジャックジャンヌ」の好調も、前四半期のゲーム開発中止で特別損失を計上。
株式会社ブロッコリー(以下、ブロッコリー)は、令和4年2月期第3四半期決算短信[日本基準](非連結)を1月14日に発表した。当第3四半期累計期間の売上高は47億2400万円(前年同期比7.6%増)、営業利益は、1億3300万円(同84.0%減)、経常利益は1億5400万円(同81.9%減)、四半期純利益については、第2四半期に一部着手していたゲームの開発中止を決定し、特別損失5900万円を計上した結果、5900万円(同89.9%減)となった。
経営成績の説明
当第3四半期累計期間の経営成績の概況は、以下のとおり。
「うたの☆プリンスさまっ♪」においては、8月に全編3Dによるライブ公演「うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STAR STAGE -LOVE in DREAM-」(主催:うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STAR STAGE製作委員会)を東京ガーデンシアターにて開催。ユニット曲、ソロ曲、スペシャルユニット曲などアンコールを含め全19曲を披露した。大変好評な公演となり、令和4年3月のアンコール公演も予定している。
9月には「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2021」に出展。10月より、エイプリルフールにて発表したコスメブランド「Metamorphose」のイベントを株式会社 丸井グループ全国9カ所にて開催。同月、株式会社ハピネットと共同で「ブロッコリーくじ うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live Love My Idol! アナザーショットVer.」を全国のファミリーマートにて展開し、翌11月にファミリーマート限定のマルチケースが貰えるキャンペーンを展開した。同じく11月に、令和2年4月より延期していたライブ公演「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVELIVE 7th STAGE」を埼玉のメットライフドームにて開催(主催:UTA☆PRI-MOVIE PROJECT)、入場規制もある中、ライブ・ビューイング、初のオンライン配信も実施した。
また、令和4年に公開予定の「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」と「日清のカップメシ」とのコラボレーション企画の展開もはじまった。
これらの結果、当第3四半期累計期間の関連グッズの売上高・売上総利益は、前年並みに回復するに至った。
関連CDは、10月にアイドルグループHE★VENSの2ndミニアルバム「One Day」を発表、上半期の好調もあり、当第3四半期累計期間においても前年を上回る売上高・売上総利益を確保した。
関連ゲームアプリ「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の売上高・売上総利益については、前年を下回る水準で推移している。
3月にNintendo Switch用ゲームソフトを発売した『ジャックジャンヌ』については、音楽CD2作品を発売(1作品は発売元:株式会社 SCHOLE)、うちブロッコリーが発売の「ジャックジャンヌ VOCAL COLLECTION」は、オリコン週間アルバムランキング6位にランクインすることが出来た。同月、発売半年を祝う「ジャックジャンヌハーフアニバーサリー」企画を発表。アニメイト池袋本店にて「ジャックジャンヌ」ハーフアニバーサリーショップ等が開催された。今後も更なるコンテンツの成長に向け、新たな施策を進めている。
他社ライセンスグッズについては、他社主催のライブイベントが順調に開催されはじめたことや、新作TVアニメ放映に併せたグッズが好評であったこと等により、前年を大幅に上回る売上高・売上総利益を確保した。
トレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス ジリオンズ オブ エネミー エックス)」は、10月に発売した「極点超越編 無限<アンリミテッドブースト>」にて、商品構成の見直しがユーザーの高評価につながり販売好調であったことから、第3四半期では売上・売上総利益ともに前年を上回った。復調基調の傾向は継続しているが、上半期からの当第3四半期累計期間の売上高・売上総利益では前年を僅かに下回る結果となった。
販売費及び一般管理費につきましては、6月に開催した10周年記念イベント運営費や新作ゲーム発売に伴う販促費が上半期において増加したことから、当第3四半期累計期間では12億6900万円(前年同期比27.3%増)となった。
関連リンク
株式会社ブロッコリー
令和4年2月期第3四半期決算短信[日本基準](非連結)
2022年2月期 第3四半期決算補足説明資料