【『ファイナルファンタジー レコードキーパー』プレイ日記 レコードダイアリー第3回】おばあちゃんの料理


『ファイナルファンタジー レコードキーパー』は、これまでの『ファイナルファンタジー』シリーズの記憶が封印された“絵画”の元の姿を取り戻していくというストーリー。絵画に対応したダンジョンをクリアすると、次のダンジョンが開放されるシステムになっているのね。そのダンジョンにも「ヒストリー」と「フォース」の2種類があって、それぞれの絵画のヒストリーとフォースは基本的に同じ敵、同じボスなんだけど、フォースのほうが格段に強くなっていて難易度が上がってるってワケ。

▲ヒストリー。こちらは難易度が控えめ。


▲フォース。こちらは難易度が非常に高め。


 ストーリーを進めるならヒストリーだけでいいんだけど、もっといいクリア報酬がほしいってときにはフォースにも挑まなければならない。っていうか、やりこみたい人はもちろん挑みますよねって話。しかしぼくはフォースにチャレンジし始めた時期が少し遅かったので(やらなくてもいいダンジョンだと思っていた)、みんなに追いつけとばかりにここ最近はフォースダンジョンの攻略に躍起になっていたの。それこそ手書きのメモ帳で「フォース あと○個」みたいなチェックシートを作ってプレイするくらい。必死、もう必死よ。

 そんなぼくにもようやく「おっ、このペースで行けば今日中にすべてのフォースダンジョンをクリアできるぞ!?」って日がきたのね。もうね、心躍るわけよ。「いや~、どうしようかな、もうやることなくなっちゃうな~、困るな~」みたいな。「イベントダンジョンやったり、曜日ダンジョンでオーブ集めするくらいしかやることなくなっちゃうな~」と、調子に乗っていたワケ。

 そんなとき、ふとね、お知らせが1件届いていることに気付いたの。運営チームからのお知らせ。完全に調子に乗っているぼくは「おっ、なんかきてるぞ、読んでやるか」くらいの軽い気持ちでお知らせを開いたのね。

▲新ダンジョン追加のお知らせ


 ちょっと待ってくださいよ、と。あとひと息で全部クリアできるところだったんですよと。「いや~、もうやることなくなっちゃうな~」と調子に乗りたいところだったんですよと。そこを「貴様ごときが調子に乗ることは許さん!」とばかりにこのアップデート! シビれる!

 毎月2回の新ダンジョン追加って、生半可なスピードじゃないと思うのね。「結構やりこんでるよ」くらいの感じだと完全に置いてけぼりくらっちゃうペース。しかもイベントもつねに2種類ずつ開催されていたり、曜日ダンジョンでオーブやギルを集めたりもしないと強くなれなかったり。飽きさせないどころか、どんどんくる! 新しいダンジョンがどんどんくる! おばあちゃんの家に行ったときに出てくる料理くらいどんどん追加されてくる!

 いや、おばあちゃんって、過去に「これ美味しいね」と言った料理を覚えていて、それらを矢継ぎ早にどんどんテーブルに出してこない? ぼくのまわりではそういうおばあちゃんが多くて……。

 まあ、そんなわけで『ファイナルファンタジー レコードキーパー』をプレイして、ぼくはFFシリーズの記憶ではなく、おばあちゃんの料理の記憶を取り戻してしまったのだ……。