【『ファイナルファンタジー レコードキーパー』プレイ日記 レコードダイアリー第4回】おばあちゃんキャラっていたっけ?


 新ダンジョン追加のペースにおばあちゃんの料理を思い出してしまったのですが、そういえば連載第1回でもおばあちゃんの話をしたね? もしかして、ぼくの中で『ファイナルファンタジー』シリーズとおばあちゃんは密接にリンクしているのでは……。

『ファイナルファンタジー』シリーズでは魅力的なおじいちゃんキャラはたくさんいるけど、おばあちゃんキャラはあまり思い出せない。パッと思いつくところで『ファイナルファンタジー』のマトーヤや、『ファイナルファンタジーIII』のウネとか。『ファイナルファンタジー レコードキーパー』にも魅力的なおじいちゃんキャラの代表である賢者テラが追加されたことだし、ここはひとつ、おばあちゃんキャラもほしいよね。ほしいよね……?

▲魅力的なおじいちゃんキャラの代表、賢者テラ


 その賢者テラ。みんなはもう使ってみた? 『ファイナルファンタジー』のひとつの特徴として、「地味(失礼)なキャラほど強い」というのがあるわけね。たとえば『ファイナルファンタジーX』のワッカ。ワッカちゃんね。ワッカちゃん、イケメンのティーダとかわいいユウナに挟まれてちょっと目立たないところあるじゃん? でもね、このゲームだとものすごく強いの。なんでかわかんないけどものすごく強いの。必殺技もスンゴイの用意されてるの。

 あと『ファイナルファンタジーXIII』のサッズ。サッズちゃんもスンゴイ強いの。必殺技もスンゴイの用意されてるの。あと『ファイナルファンタジーVII』のナナキことレッドXIIIね。彼もスンゴイ必殺技で『ファイナルファンタジー レコードキーパー』では大人気なのね。なんか、ちょっと地味かなってキャラがすごく強いの。なぜか。

 ということは、ちょっと地味かなって感じの賢者テラももちろん強いと思うじゃん?

▲暗闇状態でサングラスがかかった賢者テラは、なんか、こう、ハンドパワーを使いそう。きてます。


 めっちゃ強い。ホント。なんでこのおじいちゃんこんなに強いのかなってくらい強い。即レギュラーメンバー確定。湘北高校バスケ部に復帰したときの宮城リョータかなってくらい即レギュラー(『SLAM DUNK』ね)。

 普通さ、魔法を使うキャラって魔力か精神かのどちらかに偏ってるじゃん? でも、賢者テラは賢者だけあって、魔力も精神もどっちも高いの。だから黒魔法も白魔法もどっちも強力に使いこなせるの。ズルくない? 便利すぎない? おじいちゃんなのにがんばりすぎじゃない? なんか今回、おじいちゃんとおばあちゃんの話しかしてなくない?

◆今週の注目絵画

 取り戻していく記憶の絵画には、作品ごとの名シーンが描かれている。しかし名シーンだけでなく、おもしろいシーンを切り取ったものや「なぜそのシーン!?」と思ってしまうような絵画もたくさんあるわけで。このコーナーではそんな絵画を毎週ひとつずつ紹介していきたいと思う!

 今回の絵画は『ファイナルファンタジーVI』の「魔列車」。

▲深い森の奥に見える列車。この奇妙な感じ!


『ファイナルファンタジーVI』のグラフィックは、当時のゲームの標準をはるかに超えて緻密で美麗だった。それはもう多くのゲーム少年たちの心を奮わせたの。「す、すげえ、『ファイナルファンタジー』はやっぱすげえよ……!」とみんなシビれたワケ。そんなグラフィックでもぼくたちを驚かせたシーンのひとつが、「あやしい森の中にある奇妙な列車」。そう、“魔列車”だね!

▲実はアンデッドなので、レイズで攻撃すると……?


 魔列車は美麗なグラフィックだけでなく、「自分たちが乗っていた幽霊列車自体がボスだった」というアイデアも印象的で、一度プレイした人なら間違いなく覚えているのでは。

 それでは今回はこの辺で。また来週!