ネクソンが2016年5月12日に平成28年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)を発表。
第1四半期連結累計期間の売上収益は574億9700万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は37億0300万円(同83.3%減)、税引前利益は20億0700万円の損失、四半期利益は60億7900万円の損失となった。
同社グループは、PCオンライン事業及びモバイル事業を展開し、ゲームの開発、コンテンツの獲得、新規ゲームタイトルの配信に努めるとともに、既存ゲームタイトルのアップデートを推し進めてきた。具体的には、グループ内におけるゲーム開発力の強化、他社との共同開発を含めた事業提携、有力なゲーム開発会社の買収等による高品質な新規ゲームタイトルの配信、モバイル事業における開発力強化、既存ゲームタイトルのコンテンツアップデートを実施するための事業基盤の更なる強化などに取り組んだ。
当第1四半期連結累計期間においては、同社事業における主要外貨の韓国ウォン、中国元、及び米国ドルなどの対円為替レートが前年同期比で下落したことにより為替の悪影響はあったものの、売上収益は成長した。
中国においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)の旧正月向けに実施したコンテンツアップデート及びアイテム販売がユーザーの好評を博したことにより好調に推移した。また、韓国においては、前第4四半期にリリースした『HIT』が当第1四半期においても好調であったことや、前第3四半期にリリースした『ドミネーションズ』等からの寄与により、モバイルゲームの売上収益が前年同期比で大きく増加した。
費用面では、『HIT』や『ドミネーションズ』等のパブリッシングタイトルの売上収益が前年同期比で増加したことに伴うロイヤリティ費用の増加等により、売上原価は前年同期比で増加した。販売費及び一般管理費は、主に『HIT』や『ドミネーションズ -文明創造‐』のテレビCM、及び当第1四半期に韓国でサービスを開始したPCオンラインゲーム『TERA』の配信開始に伴う広告宣伝費及びモバイルゲームの売上収益増加に伴うプラットフォーム利用料等が増加したが、『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)に係る主要なIPの償却が前第3四半期に終了したことに伴い減価償却費が大きく減少した結果、前年同期比で微減となった。一方、その他の費用については、主に当第1四半期に子会社ののれんに係る減損損失が発生したことにより前年同期比で大きく増加した。
また、外貨建ての現金預金及び売掛金について為替差損が発生した結果、前年同期比で金融収益は減少し、金融費用は増加した。
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