スクウェア・エニックス・ホールディングス、平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)を発表

 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスが、平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)を発表した。

 当連結会計年度の業績は、売上高は2141億0100万円(前年同期比27.5%増)、営業利益は260億1800万円(前年同期比58.4%増)、経常利益は253億2200万円(前年同期比49.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は198億8400万円(前年同期比102.3%増)となった。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス、平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

■経営成績に関する分析

 同社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めている。
 当連結会計年度の報告セグメント別の状況は以下のとおり。

○デジタルエンタテインメント事業
 ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っている。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応している。
当連結会計年度は、スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいて、従来のタイトル群が好調に推移したことに加えて、「メビウス ファイナルファンタジー」、「星のドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」、「グリムノーツ」などのスマートフォン向け新規ゲームも好調に推移した。
 また、家庭用ゲーム機向けタイトルにおいて、「JUST CAUSE3」、「RISE OF THE TOMB RAIDER」の発売が堅調であった他、多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジーXIV」及び「ドラゴンクエストX」の追加ディスクの販売、運営が好調に推移した。
 当事業における当連結会計年度の売上高は158,964百万円(前年同期比42.0%増)となり、営業利益は27,456百万円(前年同期比58.9%増)となった。

○アミューズメント事業
 アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っている。
 当連結会計年度は、「ディシディア ファイナルファンタジー」などのアミューズメント機器の販売が好調であった他、効率的な店舗運営に努め、業績は順調に推移している。
 当事業における当連結会計年度の売上高は41,135百万円(前年同期比1.0%増)となり、営業利益は3,988百万円(前年同期比10.3%増)となった。

○出版事業
 コミック単行本、ゲームガイドブック、定期刊行誌等の出版を行っている。
 当連結会計年度は、前年度と比較してコミックスの売上が減少した。
 当事業における当連結会計年度の売上高は9,970百万円(前年同期比13.7%減)となり、営業利益は2,267百万円(前年同期比30.0%減)となった。

○ライツ・プロパティ等事業
 主として同社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っている。
 当連結会計年度は、「ファイナルファンタジーXIV」の追加ディスクの販売に伴い、自社コンテンツのキャラクターグッズの販売が増加した他、サウンドトラック等の販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めている。
 当事業における当連結会計年度の売上高は4,547百万円(前年同期比13.8%増)となり、営業利益は1,517百万円(前年同期比30.7%増)となった。

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