【レビュー】正解はひとつとは限らない! 無限の可能性を秘めた新感覚パズル『Q』に挑戦!!

◆画面に何かを描いてお題をクリアする、ルールは単純明解なパズルゲーム!! 

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 画面内に描いたモノを使って、出されたお題を解いていくという一風変わったパズルゲーム『Q』。画面内に描いた線や図は物理法則に従うのが基本ルールで、それをうまく利用してお題を解いていくことになります。 物理法則なんていうと、なんだかヒジョーに堅苦しく感じるかもしれませんが、実はそれほど難しいモノではありません。例えば、画面上に描いた玉が画面下に向かって落下したり、縦に描いた線が傾いている方向に倒れたりと、ひと目見れば誰でも直感的に理解できるのでご安心ください。

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▲画面に描いた“モノ”を使ってクリアしていく、まったく新しいパズルゲーム。かなり中毒性のあるゲームなのでご注意ください。

 ステージにあらかじめ用意されている物体も同じ法則に従って動かすことができます。たとえばコップのような物体が用意されている場合、コップの端をオモリをつけたフックのようなモノで引っ掛けたら横に倒すことが可能です。言葉で説明するよりも、一度プレイして実際に動かしてみれば、そんなルールはすぐに掴めちゃいますよ。

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▲こんな形の筒状の物体を見つけたら……。
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▲オモリつきのフックを端にかけてやれば重みで倒れます。ふだん使っているコップで同じことをしたらどうなるかを想像するとわかりやすいですよね。

◆解き方は人それぞれ! ひらめきを実行してみることが正解への第一歩!!

「ゲームデザイナーから全人類への挑戦状」と銘打たれているだけあって、用意されているお題はどれも一筋縄ではいかない難問ぞろいです。解き方の道筋が思いつかないと、いくら頑張ってもクリアできないのが『Q』のやっかいであり、面白いところなんです。そこで、まずは物体を動かすための基本となる“セオリー”を少しだけご紹介しましょう。

セオリーその1「何かを当てて動かす」

「用意されたボールをどこかに運ぶ」というお題はわりと頻繁に登場します。このボールを動かすには、いくつかの方法が考えられます。一番手っ取り早いのは、描いた物体を直接ボールにぶつけて動かすことです。ボールは慣性にしたがって動くので、斜めの線を描いて、その上を転がすことができれば狙った場所に移動させることもできるかもしれませんね。

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▲ピンク色のボールが、ステージに最初から用意された物体です。画面の上に何かを描いて落とし、ボールにぶつけてみましょう。
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▲ピンク色のボールは、モノがぶつかった弾みで転がっていきます。

セオリーその2「シーソー型のテコの原理でモノを動かす」

 物体を大きく動かしたいときは、テコの原理を利用してみましょう。「支点」となる物体を描き、その上にシーソー部分となる線を描きます。動かしたいオブジェクトを「作用点」の位置に置いて、「力点」となる部分に上からオモリになるモノを落とせば「作用点」にある物体を動かすことができるはずです。

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▲描いた支点の上にシーソーとなる線を乗せます。動かしたい物体をうまく乗せるのがコツです。
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▲シーソーの反対側に上からオモリを落としてシーソーを動かし、動かしたかった物体を跳ね上げます。

 このような基本的なセオリーはいろんなお題で応用が効きますので、覚えておいて損はありません。ちなみに画面をなぞって、思い通りのモノを描くには少し慣れが必要です。位置がちょっとズレただけで狙い通りにならないこともあるので、何度もリトライして練習することをおすすめします。

◆煮詰まったら他人の解き方を見て新しい発見を!

『Q』のお題をクリアした画像はSNSに貼ってシェアすることができます。お題の解き方はひとつとは限らないので、ほかのプレイヤーと自分の解き方がどう違うのかを見るだけでも楽しめちゃいます。もしかすると自分にはない新たなアイデアを発見できるかもしれませんよ!
 とはいえ解き方がさっぱりわからない場合は、そのステージは一度諦めるのも手です。別のステージを遊んでいたら、ふと解き方が浮かぶことも結構あるんです。

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▲クリア画面を見ると、どんな物体を描いて、どのように使ったかがなんとなくわかります。でも他人のクリア画面を見ると、ときどき「コレは一体なんのために描いたんだろう……」という驚きもあるので飽きないんですよね。

 さまざまなパズルゲームが流行していますが、『Q』はスマホこれまでになかった新ジャンルのパズルゲームといえるんじゃないでしょうか。シンプルすぎる画面なので「案外簡単そう」に見えるかもしれませんが、やってみると歯ごたえバツグン。頭の体操にもってこいのゲームだと思います。
 ただし、試行錯誤しているうちにあっという間に時間が過ぎてしまうので、電車の乗り過ごしなどにご注意くださいね! 

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