enish、非開示だった平成29年12月期第2四半期業績予想を発表、ゲーム事業の損失が大きく影響

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特別損失(減損損失)の計上などもあり、純損失5億円と大幅な赤字となる見通し。

株式会社enish(以下、enish)は、6月20日(火)に非開示していた特別損失(減損損失)の計上および第2四半期累計期間(平成29年1月1日~平成29年6月30日)の業績予測を発表した。

enish業績赤字

売上高に関しては、前期と比較して24.2パーセントのマイナスが発生したため、6億円の損失となり、19億円を見込んでいる。営業利益は4億4千万円の損失、経常利益も4億4千万円の損失となる予定。その結果、当期純利益は5億円の損失となる見通し。

enishは、開発を進めていた女性向けタイトルを凍結。プロダクトポートフォリオの見直しを行っており、当初想定していた収益と今後発生すると見込める収益に差が生じたため、有形固定資産に関係する減損損失1億5千万円を特別損失として計上したため、赤字が拡大。
非ゲーム領域に関しては、ファッションレンタルサービス「EDIST. CLOSET」の会員増加や、婚活アプリ「metune」のリリースなど、想定通りに進んでいるが、ゲーム事業に関しては、選択と集中および利益の最大化を目的に、タイトルのクローズや譲渡を行った結果、売上高は19億円程度になる見込み。最終的には5億円の損失と、赤字が大幅に拡大する見通しだ。

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