LINE、平成29年12月期第2四半期決算短信を発表。営業利益は39%増の約186億円、純利益は301%増の約102億円

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営業費用の増加も営業利益も大幅な増益を達成。非継続事業の損失の縮小が大幅に利益に貢献。

LINE株式会社は、7月26日(水)に平成29年12月期第2四半期の連結業績(平成29年1月1日~平成29年6月30日)を発表した。営業利益は186億2900万円(前年同四半期39.4%増)、四半期利益は105億4900万円(前年同四半期268.1%増)となった(百万円未満四捨五入)。

LINE2017年

経営成績に関する説明

営業利益は、売り上げ利益とその他の営業収益、営業費用から構成。第2四半期連結累計期間におけるその他の営業収益については、主にカメラアプリケーション事業の組織再編に伴う事業譲渡益104億4400万円を計上。営業費用に関しては、株式報酬費用が減少する一方で、事業規模拡大に伴う従業員数の増加による従業員報酬費用の増加やLINEモバイルにおいて積極的にTVCM等を実施したことによるマーケティング費用の増加など、その他の営業費用の増加により、営業費用は710億9100万円(前年同期比20.5%増)となった。

継続事業に係る税引前四半期利益に関しては、営業利益が増加する一方、持分法投資損失の増加、為替差損の減少及びその他の営業外費用の減少により、169億6100万円(前年同期比58.7%増)となり、関連する法人所得税64億500万円(前年同期比4.1%増)を計上。

四半期純利益に関して、前年同期において存在したMixRadio事業から構成される非継続事業に係る四半期純損失が大幅に縮小。その結果、継続事業に係る四半期純利益から、非継続事業に係る四半期純損失を差し引いて算出される四半期純利益は、105億4900万円(前年同期比268.1%増)となった。

以上の結果、営業利益は186億2900万円(前年同期比39.4%増)、四半期純利益は105億5600万円(前年同期比268.1%増)、株主に帰属する四半期純利益は102億7300万円(前年同期比301.4%増)となった。

次期の業績見通しに関しては、第3四半期連結累計期間(2017年1月1日~2017年9月30日)において、広告の順調な成長やマーケティング施策によるサービスの拡充で売上収益の成長を見込んでいる一方、クラウドAIプラットフォーム「Clova」への本格的な投資や新たな株式報酬費用により営業費用なども増加する見通しだが、引き続き営業黒字は達成できる見込みと発表された。

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