50周年を迎えた「リカちゃん」が話題となったほか、利益性の高い国内玩具の販売が好調に推移し、黒字に転換。
株式会社タカラトミーは、平成30年3月期第1四半期決算を発表。売上高は384億8700万円(前年同四半期比13.9%増)、営業利益は18億3500万円(前年同期1億5100万円の損失)、経常利益は16億9900万円(前年同期8億700万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億1800万円(前年同期10億3300万円の損失)となった。
経営成績に関する説明
日本国内市場に関しては、「ベイブレードバースト」が好調に推移し、50周年を迎えたロングセラー商品「リカちゃん」、2017年4月よりテレビアニメが開始した「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド」の関連商品が好評であった。
海外市場では、「ポケットモンスター」の関連商品の売り上げが伸びたものの、ベビープリスクールの関連商品の売上高が減少した。しかしながら、前期に実施した一部商品の値引き販売が減少したことにより、収益性が改善した。
売上高の詳細に関しては、国内とアジア市場における玩具販売や「トランスフォーマー」「ベイブレードバースト」の海外向け輸出が好調に推移したことにより、384億8700万円(前年同期比13.9%増)となった。
営業利益に関しては、利益率の高い国内玩具の販売が好調に推移し、海外ビジネスも利益改善された。そのため、18億3500万円(前年同期1億5100万円の損失)となった。
経常利益は、営業利益が大幅に好転したため16億9900万円(前年同期8億700万円の損失)となった。
親会社に帰属する四半期純利益は、経常利益が大幅に増加したことにより12億1800万円(前年同期10億3300万円の損失)となった。
今後の見通しに関しては、平成29年5月10日に公表した予想のままとしている。