ポールトゥウィン・ピットクルーHD、平成30年度1月期第2四半期決算を発表。営業利益は約32%増の11億2400万円。

PS4向けソフトやソーシャルゲームのデバッグが増加。受注拡大を見据え、国内では仙台と札幌にオフィスを開設

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(以下、ポールトゥウィン・ピットクルーHD)は、平成30年度1月期第2四半期決算を9月8日(金)に発表。売上高は105億9400万円(前年同期比19.2%増)、営業利益は11億2400万円(同31.8%増)、経常利益は11億6400万円(同73.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億2100万円(同132.2%増)となった。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス

経営成績等の概況

ポールトゥウィン・ピットクルーHDグループにおいては、顧客企業の事業多角化や海外展開、業務プロセスの高度化や複雑化に伴い発生する業務のアウトソーシング事業者として、人によるチェック、テスト、モニタリングや審査等のサービスを提供。

当第2四半期連結累計期間においては、ゲームソフトのグローバル化に対応するため、2月にSIDELA, LLCを設立、5月にPole To Win Singapore Pte. Ltd. では台湾スタジオを開設。

また、今後の受注拡大を見据え、2月にポールトゥウィン株式会社では仙台スタジオを開設、4月にポールトゥウィンネットワークス株式会社では札幌オフィスを開設した。

医療関連人材紹介サービスを行うアイメイド株式会社では、5月にIMAID VIETNAM CO., LTD. を設立。

国内拠点と海外9ヵ国19拠点の連携により、デバッグ、ローカライズ、モニタリング、カスタマーサポートなどの「ワンストップ・フルサービス」の提供をグローバルで推進した。

上記の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は105億9457万円(前年同期比19.2%増)、営業利益は11億2472万円(同31.8%増)、経常利益は11億6424万円(同73.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億2151万円(同132.2%増)となった。

セグメントの業績は、以下。

デバッグ・検証事業
8ヵ国18拠点体制による海外と国内グループ会社の連携を図ることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)などのゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大。

アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注減少があったが、プレイステーション4向けソフトやソーシャルゲームのデバッグが増加。

上記の結果、売上高は85億9573万円(前年同期比19.4%増)、営業利益は11億7022万円(同13.2%増)となった。

ネットサポート事業
ネットショッピングサイト、ネットオークションサイトにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関する電話・メール・チャットによるカスタマーサポート(国内)などのアウトソーシングサービスの受注が増加。

青少年のネットリテラシー向上を目的としたスクールネットパトロール事業は、当第2四半期連結累計期間においては28自治体から受注し、厚生労働省から「子どもの預かりサービスのマッチングサイトに係るガイドライン適合状況確認等事業」を受注した。

上記の結果、売上高は17億7029万円(前年同期比12.7%増)、営業利益は7080万円(前年同期は8539万円の損失)となった。

その他
Palabra株式会社において、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供。

また、アイメイド株式会社では、医療関連人材紹介サービスを提供している。

その他の売上高は2億2854万円(前年同期比98.4%増)、営業損失は1億2019万円(前年同期は8914万円の損失)となった。

連結業績予想などの将来予測情報に関しては、2017年3月13日(月)に公表した連結業績予想から変更はないとのこと。

関連サイト

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社公式サイト
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社 平成30年度1月期第2四半期決算短信ページ