ブロードメディア、平成30年3月期第2四半期決算を発表。当期営業利益は6700万円。

ブロードメディア

クラウドゲームの売上は、前年同期と同水準。さらに、コストの抑制等により営業損失は縮小。

ブロードメディア株式会社(以下、ブロードメディア)は、平成30年3月期第2四半期決算を10月27日(金)に発表。当期売上高は66億8200万円(前年同期比3%増)、営業利益は6700万円(同7.39%増)、経常利益は5400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2400万円となった。

ブロードメディア

経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間における売上高は、前年同期と比べ、3.0%増加の66億8269万円(前年同期は64億8766万円)となり、営業利益に関しては、前年同期6253万円から7.39%増加し、6708万円となった。

営業増益に加え、持分法による投資利益を計上したことが主な要因となり、経常利益は前年同期427万円から大きく増加し、5426万円増益となった。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期1億4906万円の損失から、2475万円と黒字転換となった。

役員退職慰労引当金戻入額を特別利益に計上したことに加え、前期末にルネサンス・アカデミー株式会社を完全子会社化したことによって、非支配株主に帰属する四半期純利益が減少、連結納税の対象となり税金費用が減少したことで黒字となったと発表。

ブロードメディアブロードメディア

セグメント毎の業績は、以下。

コンテンツ
教育サービスは、入学生徒数が増加し、増収増益となった。デジタルメディアサービスは、売上が伸びたことで営業損失が縮小したとのこと。クラウドゲーム事業の売上は、前年同期と同水準となったが、コストの抑制等により営業損失は縮小したとのこと。

上記の結果、売上高は10億2054万円(前年同期比6.3%増)、営業損益は3778万円の損失(前年同期は1億7255万円の損失)となった。

放送
原価率の高い受託制作売上は増加したが、一部の視聴料収入は減少したことによって増収減益になったとしている。

上記の結果、売上高は30億1536万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は1億2794万円(前年同期は1億7741万円)となった。

スタジオ
制作事業および番組販売事業の受注が弱含みで推移したこと、映画配給事業の自社製作・配給作品がなかったこと、グループの拠点集約に伴う一時費用が発生したことなどの影響により、減収減益そのこと。

上記の結果、売上高は11億7800万円(前年同期比17.3%減)、営業利益は1236万円(前年同期は1億3297万円)となった。

技術
CDNサービスは顧客数が増加したことなどにより、増収増益。また、前期において技術サービスに係る固定資産を減損処理したことから、売上原価が減少したと発表。

上記の結果、売上高は11億885万円(前年同期比22.9%増)、営業利益は1億8810万円となった。

ネットワーク営業
「SoftBank Air」の取り扱いを開始し、売上高は増加。しかし、ブロードバンド回線販売の原価率が上昇したことなどが影響した結果、増収減益とのこと。

売上高は3億5993万円(前年同期比7.4%増)、営業損益は1199万円損失(前年同期は672万円の利益)となった。

関連サイト

ブロードメディア株式会社公式サイト
平成30年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

ブロードメディア