セガゲームス、中国企業テンセントとの協業を発表。「Tencent WeGame」に『戦場のヴァルキュリア』を配信。

第1弾配信タイトルは『戦場のヴァルキュリア』。海外展開の取り組みの一環として、中国市場への展開を強化。

株式会社セガゲームス（以下、セガゲームス）が、中国のインターネットサービスの大手企業、Tencent Holdings（以下、テンセント）との協業を発表。テンセントが中国を中心に展開しているPC向けゲームプラットフォーム「Tencent WeGame（以下、WeGame）」にて、ゲームソフトの配信をはじめることがわかった。

「WeGame」は、テンセントが運営を行なっているPC向けデジタルゲームの配信サービス。「中国のユーザーに世界中の高品質なPCゲームを提供する」「世界中の開発者が中国のユーザーへ簡単にゲームを届けられる環境を提供する」「中国を世界トップレベルのPCゲーム市場に発展させる」という3つのミッションを掲げており、中国トップのPC向けゲームプラットフォームを目指し、成長しているとのこと。

現在、90タイトル以上のゲームを配信中で、登録ユーザー数は2億人、DAU（Daily Active User）は3300万人超と発表している。

セガゲームスからは、「WeGame」への第1弾の作品として、2008年にPlayStation3用ソフトとして株式会社セガ（現・セガゲームス）が発売したシミュレーションRPG『戦場のヴァルキュリア（中国名：战场女武神）』を配信予定。全世界で累計出荷本数100万本を超えた人気作だ。

今後もセガゲームスは、自社のIPやコンテンツの海外展開を積極的に進めるとし展開強化を目指すとのこと。中国市場では、2017年11月にPlayStation4、XboxOne用ソフトを初めて発売しており、今回の協業をきっかけに、家庭用ゲームソフトやスマートデバイス向けに加えて、PC向けダウンロードゲームを配信することで、多くのユーザーに自社コンテンツへ触れてもらえる機会の創出に努めていくと発表した。