モブキャスト、平成29年12月期第3四半期を発表。『モバプロ2 レジェンド』の広告宣伝費増加により営業損失9億円。

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来期リリース予定の新規2タイトルを開発中。『モバサカ C』の売上進捗が順調、今後は韓国語版とグローバル版の配信を予定。

株式会社モブキャスト(以下、モブキャスト)は、平成29年12月期第3四半期を11月9日(木)に発表した。平成29年12月期第3四半期の連結業績は、売上高23億1900万円(前年同期比1.3%減)、営業損失9億6700万円、経常損失9億8000万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は9億5900万円となった。

モブキャスト決算

連結経営成績に関する説明

今期は、ネイティブゲームの新規タイトル開発と、既存タイトルの運営強化、海外展開の推進、及びブラウザゲームの既存タイトルの運営効率化に取り組んだと発表。

ネイティブゲームの新規タイトル開発に関しては『キングダム 乱-天下統一への道-(旧称『Project OK』)(以下、キングダム 乱)』の開発スケジュールを見直し、ユーザーに楽しんでもらえるゲームクオリティにするべく平成30年1月~3月の配信として開発を進める。『Project LIP』についても直近の開発状況をふまえ、平成30年1月~3月の配信開始へスケジュールを変更し開発中とのこと。

ネイティブゲームの既存タイトルに関しては、『18 キミト ツナガル パズル』において『進撃の巨人』をはじめとするアニメIP、声優等とのコラボ施策を毎月実施し、売上の維持とゲームの活性化をはかった。

また、『モバプロ2 レジェンド(以下、モバプロ2)』においては、ユーザー数の拡大と売上増加を目指して8月にテレビCMを実施。さらに、中国のCapstone社と共同で開発を進めていた『モバサカ CHAMPIONS MANAGER(以下、モバサカC)』においては、5月配信の中国版に続き、9月に日本版の配信を開始。順調に売上を伸ばしている。海外展開では『モバサカC』と同様のスキームによる新規タイトルの開発と配信による売上の拡大をはかるべく、共同開発契約締結に向けて営業活動を行なっている。ブラウザゲームの運営効率化については、引き続き株式会社マイネットエンターテイメント(以下、マイネット)との共同運営体制により効率的な運営を行なうとした。

以上の結果、5月に配信開始した『モバプロ2』及び『モバサカC』中国版の配信による売上が3ヶ月分計上されたことに加え、9月に配信した日本版の配信開始による売上を計上して、ネイティブゲームの売上は増加したものの、ブラウザゲーム市場の縮小に伴うブラウザゲーム売上の減衰の影響により、売上高は23億1993万円(前年同四半期比1.3%減少)となった。一方、上述の『モバプロ2』のテレビCMの実施等による広告宣伝費の増加により、営業損失は9億6747万円(前年同四半期は営業損失1億2857万円)となった。

また、営業外損益として消費税差額155万円、持分法による投資損失693万円等を計上し、経常損失は9億8027万円(前年同四半期は経常損失1億5592万円)。四半期純損失に関しては9億6009万円(前年同四半期は四半期純損失2億6987万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は9億5930万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億6987万円)となった。

平成29年12月期の業績予想に関しては、引き続きネイティブゲームに係る新規開発と運営強化、海外展開の推進、ブラウザゲームに係る運営効率化、及び連結子会社による再生案件検討等に取り組むとのこと。

関連サイト

株式会社モブキャスト公式サイト
平成29年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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