コロプラ推進のIP活用戦略の一環。両社の特許を活用することで、開発の自由度が向上し、より魅力的なコンテンツ制作が可能に。
株式会社コロプラ(以下、コロプラ)は、株式会社カプコン(以下、カプコン)と、オンラインのゲームプレイヤー同士がフィールド上で同時に行動する“マルチプレイ”に関する分野を対象とした、特許クロスライセンス契約を締結したと発表。
両社が保有する特許を積極的に活用し合うことで、開発の自由度が飛躍的に向上。そのため、これまでには実現しえなかった魅力的なコンテンツづくりが可能になるとしている。
コロプラは今後IP活用戦略を加速し、他社との協業関係を積極的に構築。ユーザーに対して、メリットをもたらす新たな価値の提供およびエンターテインメント業界への貢献に努めていくとした。
また、今回の契約締結に関して、コロプラとカプコンの代表者は、コメントを寄せた。
株式会社コロプラ 取締役CFO兼CSO コーポレート統括本部長 長谷部潤氏
「特許に関する他社との言わば「本格的協業」は、今回が初めてとなります。そして、その最初のパートナーがカプコン様であることを大変嬉しく光栄に思っております。今回の取り組みは、コロプラが推進するIP(広義の知的財産)活用戦略の一環であり、我々にとって新たなTRYです。知的財産の相互利用は、お互いのクリエイターがより画期的なものづくりに挑戦できる大きなきっかけとなるはずです。こうした動きを広げることで、微力ながらエンターテインメント業界の活性化を後押ししていきたいと考えています。」
株式会社カプコン 執行役員 総務・法務・IT本部長 横田耕二氏
「カプコンは、新たにコロプラ様とこの特許クロスライセンス契約を締結することになりました。これにより、それぞれが保有するマルチプレイに関する分野の特許権を相互に利用することができようになり、自由度が高くクリエイティブなゲームの開発に注力することができます。また、カプコンは特許権のオープン化を進めており、今後もユーザーに満足いただけるゲーム開発の実現に重要な役割を果たし、業界全体の成長にも貢献していきたいと考えています。」