C&R社、ゲーム・映像・電子書籍関連などが好調で営業利益15億弱。平成30年2月期第3四半期決算。

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請負事業と医療分野の伸長により、クリエイティブ分野(日本)において過去最高の業績を達成。

株式会社クリーク・アンド・リバー社は、平成30年2月期第3四半期決算を1月12日(金)に発表した。当期売上高は202億9500万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は14億8600万円(同10.2%増)、経常利益は14億8300万円(同18.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億6900万円(同21.3%増)となった。

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経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間における売上高は、平成29年6月29日付「孫会社の異動に関するお知らせ」にて公表した通り、孫会社であるCREEK & RIVER ENTERTAINMENT Co., Ltd.が当社連結子会社から持分法適用関連会社に異動したことを受けて、クリエイティブ分野(韓国)の売上高がマイナス要因になったが、クリエイティブ分野(日本)、医療分野が好調に推移したことで、前年同期を上回る結果となった。

また、利益面においては、映像、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版等のクリエイティブ領域で活躍するクリエイターを対象としたプロデュース及びエージェンシー事業を展開するクリエイティブ分野(日本)において、既存事業の人員補強や新規事業の立ち上げ等に伴い戦略的に人員採用を行ない販売管理費が増加した一方で、制作スタジオにて利益率の高い受託案件が増加したこと及び、医療分野における事業の伸長等により、過去最高の業績とのこと。

クリエイティブ分野(日本)におけるゲームに関しては、制作スタジオにおいて、制作受託案件や海外と連携した共同開発、IPを活用した自社開発への取り組みを強化。制作スタジオでは、受託案件の制作のみならず、コンシューマー、アミューズメント、ソーシャル分野のクリエイターの採用・育成を行ない、クライアントの人材需要の増加に着実に対応。VRの取り組みに関しては、2017年年11月から、一体型VRゴーグル「IDEALENS K2+」を法人向けにレンタルするサービス「アイデアレンズビジネスVRレンタル」をスタート。本サービスでは、VRゴーグルを貸し出すだけでなく、使用目的に応じたプランの策定、VRゴーグルの必要台数の試算やコンテンツの提供、サポートスタッフ(技術者)派遣も一括で対応する等サービスを拡充している。

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出版では、Amazon Kindleを始めとした複数の専用端末に対し当社が取次を行なう電子書籍取次事業において、順調に配信数やダウンロード数が増加。また、漫画家の育成と制作した作品の知的財産を守り、生涯にわたって漫画制作に関わりながら活躍を目指せる「漫画LABO(ラボ)」を通じ、漫画家の価値向上に貢献していく。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高202億9500万円(前年同期比1.4%増)、営業利益14億8600万円(同10.2%増)、経常利益14億8300万円(同18.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億6900万円(同21.3%増)となった。

連結業績予想に関しては、平成29年4月6日に公表した内容から変更はないとのこと。

関連サイト

株式会社クリーク・アンド・リバー社公式サイト
平成30年2月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年2月期第3四半期決算説明会

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