イーブックジャパン、年末の販促強化施策で営業利益1.5億円。平成30年3月期第3四半期決算。

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ヤフーとの資本業務提携により、電子書籍事業、クロスメディア事業共に順調に成長。

株式会社イーブックイニシアティブジャパンは、平成30年3月期第3四半期決算を2018年1月30日(火)に発表。売上高は88億2500万円(前年同期比17%増)、営業利益は1億4700万円、経常利益は1億4800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は8900万円となった。

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経営成績に関する説明

平成28年6月に資本業務提携したヤフー株式会社との事業連携を進行。また、当第3四半期連結累計期間も引き続き、電子書籍事業、クロスメディア事業の事業成長に向けて、新規会員獲得のための広告宣伝、既存会員向けの販促活動、事業基盤整備のためのシステム開発等、積極的な投資を推進してきた。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高88億2522万円、営業利益1億4789万円、経常利益1億4870万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は8995万円となった。

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セグメント毎の業績は、以下。

電子書籍事業(電子書籍配信、電子書籍提供)
電子書籍配信に関しては、当第四半期連結累計期間に各ジャンルの提供冊数が増加し、平成29年12月末時点で64万9110冊(内訳:男性マンガ10万6120冊、女性マンガ13万2250冊、総合図書36万1610冊、その他4万9130冊)となった。

当第3四半期連結累計期間には、対象作品が実質半額で購入できる大型ポイントキャンペーンや、購入した電子書籍に著者のサインがもらえる「eBookサイン会」を定期開催するなど、出版社・著者の協力のもと、既存会員向けのサービス向上や販促に努めた。また、累計20万ページ以上が無料で読める「最強無料まんが」の充実と共に、「週刊少年ジャンプ」の著名作品が10巻まで無料で読めるキャンペーンなど、作品に触れてもらう機会の創出に注力し、新規会員の獲得を行なった。

以上の結果、電子書籍配信の売上高は45億8034万円となった。

eBookサイン会 週刊少年ジャンプ

電子書籍提供に関しては、平成29年4月から開始したヤフー株式会社の運営する「Yahoo!ブックストア」の店舗運営業務の受託が順調に進展すると共に、引き続きパートナー企業への電子書籍の提供やキャンペーンの充実に努めた。

以上の結果、電子書籍提供の売上高は、10億5938万円となった。

クロスメディア事業
紙書籍のネット販売事業において、オンライン書店(紙書籍・DVDを販売)が「Yahoo!ショッピング(本、雑誌、コミック部門)」にて平成29年10月度の月間ベストストアを受賞するなど、ヤフーグループの諸サービスとの連携を積極的に推進し、売上高が順調に伸長。

以上の結果、クロスメディア事業の売上高は31億8549万円となった。

連結業績予想に関しては、平成29年4月24日に発表した内容から変更はないとのこと

予想

関連サイト

株式会社イーブックイニシアティブジャパン公式サイト
平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2017年度第3四半期 決算補足資料

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