ドリコム、IPゲームが好調に推移し営業利益3億4100万円。平成30年3月期第3四半期決算。

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ゲームの売上は好調に推移したが運用費の高止まりにより利益幅が縮小。広告サービスの多くは事業化に向けて開発段階。

株式会社ドリコム(以下、ドリコム)は、平成30年3月期第3四半期決算を2018年1月30日(火)に発表。当期連結業績に関しては、売上高100億8300万円(前年同期比77.7%増)、営業利益3億4100万円(同33.7%減)、経常利益1億9300万円(同57.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益7500万円(同81.9%減)となった。

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経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間の業績は、他社配信アニメ版権ゲームを中心とした既存IPゲームの好調な推移、および新規IPゲーム開発の進捗に伴う売上が計上されたことで、売上高は100億8352万円(前年同期比77.7%増)と伸長。

利益面は、広告宣伝費を中心に固定費が抑制されたが、新規リリースしたIPゲームで開発と運用の並走による運用費の高止まりにより利益幅の縮小を受けて、営業利益3億4126万円(前年同期比33.7%減)、経常利益1億9326万円(前年同期比57.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益7538万円(前年同期比81.9%減)となった。

セグメント毎の業績は、以下。

コンテンツサービス
他社コンテンツゲームに関しては、既存の他社配信アニメ版権ゲームを中心に既存IPゲームが好調な推移を維持したことで増収に寄与。12月初旬に3本の新規IPゲームをリリースしたが、うち1本で通信障害や頻繁な改修が発生し、現在も早期の安定的な運用に向けて取り組んでいる。また、監修プロセスを中心に、外部開発会社との協業による開発プロセスに改善の必要性があるとの認識の下、再発防止に向けた取り組みも進行中。

オリジナルゲームについては、既存ユーザーの満足度維持・向上に焦点を当てたイベント施策に注力した結果、リリースからの経年に抗う売上水準を維持。また、複数の新規IPゲームの開発も進んでいることから、開発進捗に伴う売上も計上。

以上の結果、セグメント売上高は94億105万円(前年同期比93.7%増)、セグメント利益は4億3787万円(前年同期比38.0%減)となった。

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広告メディアサービス
広告代理業務の他、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である「DRIP(Drecom Invention Project)」のもと、インターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねた。しかし、主要サービスの多くが事業開発段階である。

以上の結果、セグメント売上高は6億8246万円(前年同期比20.5%減)、セグメント損失は9660万円(前年同期はセグメント損失1億8262万円)となった。

通期の業績見通しに関しては、売上高134億円、営業利益5億円、経常利益1億4000万円、親会社株主に帰属する当期純損失1億2000万円を見込んでいると発表。

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関連サイト

株式会社ドリコム公式サイト
平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
平成30年3月期 第3四半期決算説明会資料

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