任天堂、Nintendo Switchを筆頭に売上好調。営業利益500%増の1564.6億円。平成30年3月期第3四半期決算。

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スーパーマリオオデッセイの全世界900万本のヒットをはじめ、ハードもソフトも販売が伸長。モバイルアプリも前年同期比2倍の売上高291億円を達成。

任天堂株式会社(以下、任天堂)は、平成30年3月期第3四半期決算を2018年1月31日(水)に発表。当期連結経営成績は、売上高8570億1200万円(前年同期比175.5%増)営業利益1564億6200万円(同494.6%増)、経常利益1945億6300万円(同296.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1351億6500万円(同31.3%増)となった。

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連結経営成績に関する説明

Nintendo Switchは、ハードウェアが発売以来好調な売れ行きとなり、年末商戦期でさらに販売台数が大きく増加。ソフトに関しては、10月に発売した『スーパーマリオ オデッセイ』が大ヒットとなり、全世界で907万本の販売を記録した。また既存の『マリオカート8 デラックス』は733万本、『Splatoon 2』は491万本を販売といずれも好調に推移。当期のミリオンセラータイトル数は、ソフトメーカーのタイトルを含めて8タイトルとなった。

これでNintendo Switchはハードウェアの販売台数1213万台、ソフトウェアの販売本数4710万本となった。

ニンテンドー3DSに関しては、ハードウェアの販売はNintendo Switchの発売後も勢いが継続。特にアメリカで年末商戦期に販売を伸ばし、その他の地域でも堅調な推移。ハードの販売台数は586万台(前年同期比9%減)となり、ソフトは『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』も717万本と販売を伸ばしたが、当期のソフトの販売本数は3125万本(前年同期比33%減)となった。

また、9月から10月にかけて国内外で発売した「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が人気となった。

amiibo(アミーボ)に関しては、ソフトウェアの発売と同時に新作を発売するなどラインアップの拡充をはかり、フィギュア型約930万体、カード型約500万枚を販売した。

ダウンロードビジネスについては、Nintendo Switchでのダウンロード販売が好調となり、ダウンロード売上高合計が431億円(前年同期比87%増)となった。

スマートデバイスビジネスは、前期までに配信を開始した『スーパーマリオ ラン』『ファイアーエムブレムヒーローズ』に加え、10月から11月にかけて国内外で配信した『どうぶつの森 ポケットキャンプ』を多くのユーザーに受け入れられ、スマートデバイス・IP関連収入等の売上高は291億円(前年同期比172%増)となった。

以上の結果、売上高は8570億1200万円(海外売上高6399億円、海外売上比率74.7%)、営業利益は1564億6200万円、経常利益は1945億6300万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1351億6500万円となった。

あわせて、平成30年3月期第3四半期連結累計期間の販売実績、及びその後の状況を踏まえて通期の販売予想を見直し、為替の前提レートを一部見直した結果、通期の業績予想の修正を以下の通り発表した。

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関連サイト

任天堂株式会社公式サイト
平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ

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