KADOKAWA、「ロードス島戦記」完全新作小説を2018年冬に発売。ゲームも開発進行中。

ロードス島戦記

1988年に誕生した人気ファンタジー小説シリーズ。2018年の生誕30周年を記念して小説、TRPG、Blu-ray BOXが発売予定。

株式会社KADOKAWAは、ライトノベルの先駆けともいえる人気小説「ロードス島戦記」の新作小説を2018年冬に発売することを発表した。

ロードス島戦記

「ロードス島戦記」は、1988年に角川スニーカー文庫より発売された、水野良氏によるファンタジー小説。テーブルトークRPGを原作とした本作は、小説だけでなくコミック、ラジオドラマ、TVアニメ、舞台、ゲームと、様々な形で楽しまれてきた。

「ロードス島戦記」が生まれてから30周年を記念して、著者 水野良氏の書き下ろし小説と、左氏のイラストによる完全新作小説の制作を決定。小説以外にも、TRPG『ロードス島RPG 30周年記念版(仮)』や、OVA版『ロードス島戦記』デジタルリマスターBlu-ray BOXの発売が予定されている。

さらに、小説の発売にあわせて「ロードス島戦記」のアクションゲームを「Steam」にてリリース予定。『真・女神転生 SYNCHRONICITY PROLOGUE』や『この素晴らしい世界に祝福を!復活のベルディア』などを手掛けた「ladybug」によって制作が進行中だ。

今回の発表に、「ロードス島戦記」の著者である水野氏、原案者の安田氏よりコメントが寄せられた。また、「ロードス島戦記」30周年記念サイトでは、出渕裕氏や山田章博氏、美樹本晴彦氏、左氏と、「ロードス島戦記」に関わりのあるクリエイターからのコメントも掲載されている。

「ロードス島戦記」著者 水野良氏
「『ロードス島戦記灰色の魔女』が発刊されて30年が経ちました。生まれて初めて書いた長編小説がミリオンセラーになるというのは、まるで宝くじに当たるような幸運です。これはひとえにロードスを応援してくださったファンの皆様、未熟だった私を支えてくださった関係者の御尽力のおかげであると、心より御礼を申しあげます。ちょうど今年1月から『グランクレスト戦記』というロードスの流れを汲む私の戦記ファンタジー小説がTVアニメとして放送されていますが、これもなにかの縁かもしれません。30年を経ても成長したという実感はありませんが、今後も自分のスタイルを守りつつ、時代のニーズに応えられるような作家であり、ゲームデザイナーでありたいと思っておりますので、どうか変わらぬ御支援と御指導をよろしくお願いいたします。」

「ロードス島戦記」原案 安田均氏
「ロードス島戦記の小説刊行から30年。水野良もぼくもそれだけ齢を重ねたけれど、作品がこうしていまも熱烈に支持していただけるのは、本当に感謝の念にたえません。ぼくにとっては初期のパーンやスレインの印象が強く、彼らが30年の歳月を経たらどう変わったかなど、つい想像したくなります。でも、ディードリットだけは全く変わってないでしょうね。エルフはやはり人間の理想です。30年経つとわかりました^^」

書籍概要

タイトル:ロードス島RPG 30周年記念版(仮)
発売日:2018年秋刊行予定
原作:安田均・水野良
著:川人忠明/グループSNE
協力:高山浩
予価:4,000円+税
判型:B5 320ページ

関連サイト

「ロードス島戦記」30周年記念サイト
株式会社KADOKAWA公式サイト

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