キョードーメディアス、「ジャングル大帝のテーマ」などを手掛けた冨田勲のコンサートを9月17日に開催。

冨田勲

アニメや映画、ドラマなどで数々の曲を手掛けた作曲家、冨田勲の名曲を演奏。特撮作品「マイティジャック」の映像動画も公開予定。

株式会社キョードーメディアスは、「ジャングル大帝のテーマ」などのアニメや大河ドラマ、映画音楽などを手掛けた冨田勲氏の名曲を演奏する「冨田勲メモリアルコンサート」を、9月17日(月)に東京国際フォーラムで開催する。

冨田勲

photo by Yasuhiro Ohara

冨田勲氏は、ドラマや映画、アニメ界に多くのサウンドトラックを残したシンセサイザーの第一人者。

「冨田勲メモリアルコンサートでは、「ジャングル大帝のテーマ」や「リボンの騎士、リボンのマーチ」「キャプテンウルトラ」など冨田氏の名曲を、オーケストラで演奏する。また、放送開始から50年を迎え、演奏曲目のひとつである「マイティジャック」の第一話を、本公演の監修も務める映画監督の樋口尚文氏が編集した、約15分の映像動画を公開。特別編集動画には、オーケストラと合唱が生演奏で加わるという初の試みも行なわれる予定だ。

コンサートのチケットは、キョードー東京やチケットぴあなどの各種プレイカイドで発売中。

コンサートを前に、冨田氏のサウンドに熱い想いを馳せるアニメーション監督の前田真宏氏が以下のメッセージを寄せた。

前田真宏氏
「”テレビっ子”がエアチェック、という言葉を覚えたのです。
親父のテープレコーダを勝手に借りて内臓マイクで「勝海舟」のテーマを録音したのです。
見かねた親父がミニプラグのコードで結線してくれたのですが、インピーダンスが合わなくて抵抗をハンダ付けしてくれました。
何度も何度も繰り返し聞きました。なつかしいなあ。
TVセットの貧弱さが、プアな再生能力がかえって限りないロマンチシズムや空想の世界をかき立てた、そんな時代だったように思います。
その中を生きて、心に残った曲のかなりの数が実は冨田さんの作だった、と知るのはもうちょっと後になってから。
「月の光」でドビュッシーへと誘ってくれたのも冨田さんでした。
「新日本紀行」のイントロを友達が一生懸命ホルンで練習していたのも思い出されます。
今、ここではない”どこか”への憧れと旅立つ勇気を後押ししてくれる音楽。
遠く、水平線の彼方からまだ見ない明日が、見たことも聞いたこともない新しい世界がやってくる。
それを待ち焦がれる胸の高まりが音楽に結晶したかのような珠玉の(まさしく!)曲の数々。
それらをコンサートで聴けるなんて!今から期待で熱くなっています。
TOMITAさん、本当に、本当にありがとう!!」

イベント概要

タイトル:冨田勲メモリアルコンサート ~特撮・アニメ・映画音楽特集~
日程:2018年9月17日(月)15:00 開演 (14:15開場)※未就学児童入場不可
会場:東京国際フォーラム・ホールC(東京都千代田区丸の内3丁目5−1)
指揮者:藤岡幸夫
監修:樋口尚文
演奏:オーケストラ・トリプティーク
合唱:シンフォニーヒルズ少年少女合唱団、ほか(調整中)

主な演奏予定曲目:
【アニメ音楽】手塚治虫作品より
ジャングル大帝のテーマ
リボンの騎士、リボンのマーチ
ビッグX
【NHK作品より】
新日本紀行テーマ
大河ドラマ「花の生涯」テーマ
大河ドラマ「徳川家康」テーマ
大河ドラマ「勝海舟」より
【映画音楽より】
映画「ノストラダムスの大予言」組曲
【特撮作品より】
「キャプテンウルトラ」より
「マイティジャック」より(映像と共に演奏)

チケット料金
S席¥7,500A席¥5,500
アフターパーティ付チケット¥18,000(コンサートS席チケット+パーティー参加費)
*冨田勲が愛した日本酒と共に、トミタサウンドについて語り、コンサート出演者、関係者と共に語り合う会です。

主催:キョードー東京、ぴあ
協力:日本コロムビア、円谷プロダクション
企画・制作:スリーシェルズ/キョードー東京

関連サイト

スリーシェルズ公式サイト
キョードー東京公式サイト

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