ポールトゥウィン・ピットクルーHD、デバッグやネットサポート事業の売上増加で営業利益14.7億円。平成31年1月期第2四半期決算。

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国内外でソーシャルゲームの案件増加で増収増益。サービス力と経営効率化のためにグループ会社で組織再編も実施。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(以下、ポールトゥウィン・ピットクルーHD)は、平成31年1月期第2四半期決算を9月7日(金)に発表。当期連結業績は、売上高117億3500万円(前年同期比比10.8%増)、営業利益14億7400万円(同31.1%増)、経常利益14億3200万円(同23%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億3900万円(同35.1%増)だった。

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経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間では、顧客企業に対するサービス力の向上、経営効率化を目的にピットクルー株式会社、ピットクルー・コアオプス株式会社、ピットクルー・クロスラボ株式会社の3社による組織再編を実施。

サーバー監視のサービス範囲を拡大するため、3月には株式会社サイタスマネジメントを連結子会社化。

国内拠点と海外10ヵ国19拠点の連携で、デバッグ、ローカライズ、モニタリング、カスタマーサポートなどの「ワンストップ・フルサービス」の提供を、グローバルで推進した。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は117億3505万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は14億7460万円(同31.1%増)、経常利益は14億3238万円(同23.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億3992万円(同35.1%増)とだった。

セグメント毎の業績は以下。

デバッグ・検証事業
9ヵ国18拠点体制による海外と国内グループ会社の連携をはかることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)等のゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大。

アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注減少があったが、国内外でソーシャルゲームのデバッグ、ローカライズやカスタマーサポート(海外)が増加した。

海外グループ会社では、ゲーム以外の市場においても、ローカライズや音声収録が増加。

上記の結果、売上高は90億8143万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は15億6302万円(同33.6%増)だった。

ネットサポート事業
Eコマースサイトにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関する電話・メール・チャットによるカスタマーサポート(国内)等のアウトソーシングサービスの受注が増加。

デバッグ・検証事業との連携を強化し、ゲーム市場向けのカスタマーサポートが増加。

さまざまなサービスにAIが活用される中、AIの品質を向上させるためのデータクレンジング、アノテーション、データ認識評価といった新たなサポートサービスを開始した。

上記の結果、売上高は24億8062万円(前年同期比40.1%増)、営業利益は1億228万円(同44.5%増)となった。

医療関連事業
アイメイド株式会社において、介護士、介護福祉士等の医療関連人材紹介サービスや教育サービスを提供。外国人技能実習制度利用者に対する教育サービスを行なっていたが、関係国における法整備、許認可が遅れていることで、当該サービスから撤退することを決定。

上記の結果、売上高は1億1011万円(前年同期比33.2%減)、営業損失は2億1402万円(前年同期は1億2561万円の損失)。また、特別損失として事業撤退損7197万円を計上した。

その他
Palabra株式会社では、映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供。

上記の結果、売上高は6287万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は469万円(同13.5%減)だった。

業績予想については、3月12日に発表した内容から変更はない。

関連サイト

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社公式サイト
平成31年1月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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