コーエーテクモHD、エンタメ事業の好調で過去最高益を更新、営業利益46.8億円 平成31年3月期第2四半期決算

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ゲーム運営やロイヤリティで増収。経営統合以来、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益が過去最高の業績に。

株式会社コーエーテクモホールディングス(以下、コーエーテクモHD)は、平成31年3月期第2四半期決算を10月25日に発表した。当期売上高は174億700万円(前年同期比16.7%増)、営業利益は46億8400万円(同64.3%増)、経常利益は85億8700万円(同24.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は62億9000万円(同24.9%増)だった。

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経営成績に関する説明

スマートフォンゲームなどの運営収入やIP許諾等のロイヤリティ収入が増加したことで営業利益率が向上。営業外収益についても、安定した利息や配当金収入に加え、有価証券売却益を計上し、計画を上回った。これにより、第2四半期連結累計期間として、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益が経営統合以来、最高の業績となった。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高174億700万円(前年同期比16.7%増)、営業利益46億8400万円(同64.3%増)、経常利益85億8700万円(同24.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益62億9000万円(同24.9%増)だった。

セグメント毎の業績は以下の通り。

エンタテインメント事業
「シブサワ・コウ」ブランドで、スマートフォン向けに『のぶニャがの野望 ニャぷり!』を8月に配信。IP許諾タイトルでは、中国大陸をはじめアジアで累計登録者数650万人を超える『三国志2017』が、8月には日本でも『新三國志』として配信され、ロイヤリティ収入が伸長した。

「ω-Force」ブランドでは、9月に国内とアジアで『無双OROCHI3』を発売し、31万本を販売した。IP許諾タイトルは、全世界累計1000万ダウンロードを突破した『真・三國無双 斬』が、9月に株式会社ネクソンから国内で配信され、国内セールスランキングにおいてApp Storeで11位、Google Playで10位(出典:App Annie)に入るなど、収益に貢献した。

「Team NINJA」ブランドについては、『仁王 Complete Edition』のリピート販売が堅調に推移し、株式会社スクウェア・エニックスと共同で開発し、グローバルで配信中のスマートフォンゲーム『DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIA』が国内セールスランキングにおいてApp Storeで15位、Google Playで18位(出典:App Annie)に入るなど、好調が継続している。

「ガスト」ブランドは、オリジナル版をベースに追加要素を収録したデラックス版として「アトリエ アーランド」シリーズ3部作を発売。

「ルビーパーティー」ブランドは、『金色のコルダ3 フルボイスSpecial』『金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南/至誠館/天音学園』を発売した。

イベント事業では、立体映像表現を用いたバーチャルライブや「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ ~15th Anniversary~」を開催し、4万人を動員した。

「midas」ブランドでは、新規スマートフォンゲームの開発に引き続き注力している。

上記の結果、売上高は156億5400万円、セグメント利益は41億8200万円と、増収増益を達成した。

SP事業
『ぱちんこCR真・北斗無双 第2章』など2タイトルをリリースした。また、パチンコ・パチスロ機への液晶ソフト受託開発は順調に進捗し、増収増益となった。

上記の結果、売上高は7億2000万円、セグメント利益は2億6400万円だった。

アミューズメント施設運営事業
大型景品搭載のプライズゲーム機の導入により既存店売上高が増加し、黒字転換した。

上記の結果、売上高は7億3900万円、セグメント利益は6400万円だった。

不動産事業
グループが保有する賃貸用不動産が、引き続き高い稼働率を維持したことで、売上高 は3億9300万円、セグメント利益は1億4700万円だった。

その他事業は、売上高7700万円、セグメント利益は2500万円だった。

連結業績予想については、4月26日に発表した内容から変更はない。

関連サイト

株式会社コーエーテクモホールディングス公式サイト
平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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