バンダイナムコHD、「ガンダム」「ラブライブ!」などのIP商品の好調で営業利益439億円 2019年3月期第2四半期決算

バンダイナムコ

「ドラゴンボール」「ガンダム」などの主力IPが国内外で好調に推移し、中国向けの事業展開を強化。「アイマス」の映像や音楽の販売も好調。

株式会社バンダイナムコホールディングスは、2019年3月期第2四半期決算を11月7日に発表した。当期の連結経営成績については、売上高3346億6500万円(前年同期比8.4%増)、営業利益439億3500万円(同25.7%増)、経常利益458億200万円(同28.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益341億8800万円(同21.3%増)だった。

決算

経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間については、前年同期比でべネットワークエンターテインメント事業におけるタイトル編成の違いによる影響があったが、トイホビー事業や映像音楽プロデュース事業が好調に推移。また、各事業の主力IPや商品やサービスも安定に推移した。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高3346億6500万円(前年同期比8.4%増)、営業利益439億3500万円(同25.7%増)、経常利益458億200万円(同28.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益341億8800万円(同21.3%増)となった。

セグメント毎の業績は以下。

トイホビー事業
国内と海外においては、ハイターゲット層に向けた商品や「ドラゴンボール」シリーズなどのカード関連商品が人気だった。

国内においては、「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデルやコレクターズフィギュアなどのハイターゲット層向けの商品、「ドラゴンボール」や「仮面ライダー」「プリキュア」シリーズの定番IP商品が好調に推移した。

海外においては、アジア地域で「機動戦士ガンダム」や「ウルトラマン」シリーズの商品が人気となり、中国市場での事業展開強化に向けた取り組みを実施。欧米地域では、「ドラゴンボール」シリーズのカード商品やコレクターズフィギュアなどのハイターゲット層に向けた展開を推進した。

上記の結果、売上高は1123億2100万円(前年同期比14.5%増)、セグメント利益は128億4200万円(同131.1%増)だった。

ネットワークエンターテインメント事業
ネットワークコンテンツについて、ワールドワイドに展開中の『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や『ワンピース トレジャークルーズ』、国内の「アイドルマスター」シリーズなどの主力タイトルが、ユーザーに向けた継続的な施策により安定的に推移し、『ドラゴンボール レジェンズ』が好調なスタートをきった。また、新プラットフォームの立ち上げなどの新サービス創出に向けた取り組みを実施した。

家庭用ゲームでは、ワールドワイド展開した新作大型タイトルの販売があった前年同期と比べ、ラインナップの違いから生じる業績への影響を、既存タイトルのリピート販売や国内新作タイトルなどの販売好調により、吸収することができた。

上記の結果、売上高は1546億1200万円(前年同期比2.4%増)、セグメント利益は234億1400万円(同3.1%減)だった。

リアルエンターテインメント事業
業務用ゲームは、人気タイトルの新シリーズの販売が好調に推移した。

アミューズメント施設については、バンダイナムコならではの体験が楽しめる場を提供する新業態店舗の出店などを行なったが、国内既存店が好調だった前年同期には及ばなかった。

上記の結果、売上高は460億7400万円(前年同期比3.1%増)、セグメント利益は20億4500万円(同4.0%減)だった。

映像音楽プロデュース事業
「ラブライブ!サンシャイン!!」や「アイドルマスター」シリーズの映像パッケージソフトや音楽パッケージソフトなどが人気だった。

また、「アイドリッシュセブン」などのIPのライブイベントや、それの関連商品販売が好調に推移した。

上記の結果、売上高は205億5100万円(前年同期比25.8%増)、セグメント利益は47億4000万円(同79.3%増)だった。

IPクリエイション事業
「機動戦士ガンダム」シリーズのTV作品や劇場公開作品、「アイカツ!」シリーズのTV作品などが放映、公開し人気になり、「ラブライブ!サンシャイン!!」の新作劇場公開に向けてIPの話題喚起を行なった。

上記の結果、売上高は93億6400万円(前年同期比36.5%増)、セグメント利益は25億1400万円(同4.3%増)だった。

その他
グループ各社へ向けた物流事業、印刷事業、その他管理業務などを行っている会社から構成。グループサポート関連業務における効率的な運営に取り組んでいる。

上記の結果、売上高は142億2500万円(前年同期比10.3%増)、セグメント利益は5億5900万円(同156.1%増)となった。

関連サイト

株式会社バンダイナムコホールディングス公式サイト
2019年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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