IGポート、子会社ジーベックの映像制作事業を株式会社サンライズに譲渡

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映像制作事業の長期的な赤字や経営体制の見直しなどを行なったが成果は停滞。今後はサンライズ主導で体制構築や経営資源を有効活用予定。

株式会社IGポート(以下、IGポート)は、連結子会社の株式会社ジーベック(以下、ジーベック)の映像制作事業を、株式会社サンライズ(以下、サンライズ)に譲渡することを11月20日に開催した取締役会で決議し、これを発表した。

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ジーベックは設立当初からテレビ向けアニメーション制作を中心に事業を展開する企業。同企業では、映像制作事業の赤字が長期化し、作品への出資等による収益分配を得る版権事業にて補填できない状況が継続。長期シリーズ作品の受注による収益の安定化や、経営体制の見直し、拠点集約を目的とした本社移転などの改善策を行なってきたが、IGポートグループ内における成果は停滞した。企業集団の再編を視野に今後の方向性を模索してきた。

今回、検討を重ねてきた結果、オリジナルの知的財産を数多く保有するサンライズの主導のもと、体制の構築をはかることがジーベックの雇用継続や、経営資源を有効かつ安定の方向に維持させることができるものと判断し、譲渡を決議。

ジーベックは、一部技術部門(ポストプロダクション部門)を除く、アニメーション制作を主とする映像制作事業をサンライズに譲渡。事業譲渡期日は2019年4月1日を予定している。

関連サイト

株式会社IGポート公式サイト
連結子会社の事業譲渡に関するお知らせ
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