KADOKAWA、受刑者にマンガ背景画を指導したノンフィクションマンガ『刑務所でマンガを教えています。』を発売

美祢社会復帰促進センターの体験が描かれた実録マンガ。作中の背景画はすべて受刑者の作品。

株式会社KADOKAWAは、ノンフィクションマンガ『刑務所でマンガを教えています。』を、11月21日（水）に発売したことを発表した。

この作品は、マンガ誌「月刊コミックフラッパー」で連載された、苑場凌氏とJKS12氏によるマンガ作品。山口県に実在する美祢社会復帰促進センターというPFI刑務所（民間技術を活用して、公共施設の運営などを行なう刑務所）で、受刑者にマンガの背景画を指導している苑場氏による実録ノンフィクションマンガだ。

作中では、苑場氏がどのような経緯で指導することになったのか、受刑者がどのように背景画を描いているのかといったいきさつや、この取り組みを通して受刑者がどのように変化したのかなど、実際の体験をもとにしたストーリーが語られている。また、本マンガの背景もすべて受刑者が描いたとのことだ。

『刑務所でマンガを教えています。』より

また、苑場氏による背景の描き方のポイントなどの解説もあり、マンガの描き方の参考にもなりそうだ。

刑務所でマンガ背景画を受刑者に指導する実録ノンフィクション漫画「刑務所でマンガを教えています。」全１巻、11月21日（水）発売です。著者は苑場凌（@youzenjyuku）先生。刑務作業を知ってみたい方、背景絵が上手く描きたい方、お読みいただけましたら幸いです！ pic.twitter.com/0cXiEKBhQi

— コミックフラッパー編集部 (@comic__flapper) 2018年11月15日