劇場版「若おかみは小学生!」や利益率の高い納品でも利益を伸ばしたが、特別調査費用と減損損失の計上で純利益は赤字に。
株式会社ディー・エル・イー(以下、DLE)は、平成31年6月期第1四半期決算を12月3日に発表した。当期の連結経営成績は、売上高は14億8900万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は1億1200万円(同12%増)、営業利益は1億1000万円(同9.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3900万円だった。
経営成績の概況
当第1四半期連結累計期間については、IPの露出先の拡大や展開手法の多様化によるIP価値の成長に連動し、各サービスを展開。それにより、「マイナビ presents 第27回東京ガールズコレクション2018 AUTUMN/WINTER」の開催や、北陸地方初の「プレステージ・インターナショナルpresents TGC TOYAMA 2018 by TOKYO GIRLS COLLECTION」の実施などで「TOKYO GIRLS COLLECTION」ブランドが伸長。その結果、売上と利益が増加した。
IPクリエイション領域については、各IPのTVシリーズやWEBシリーズの継続により認知度向上や、世界観醸成に努めるとともに、新規映画作品としてアヌシー国際アニメーション映画祭出品作で、プチョン国際アニメーション映画祭長編部門では優秀賞と観客賞を受賞した、劇場版「若おかみは小学生!」を公開。その結果、納品数が減少したことで売上は減少したが、利益率の高い納品が多かったことで、利益は前年同四半期連結累計期間と比較して増加した。
一方、DLEは特別調査費用1684万円と、減損損失2156万円を特別損失として計上。その結果、前年同四半期連結累計期間と比較して利益は減少した。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は14億8953万円(前年同四半期比6.8%増)、営業利益は1億1210万円(同12%増)、経常利益は1億1001万円(同9.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3935万円(前年同四半期は8073万円の利益)だった。