エンターテインメント市場については売上高増も、先行投資により利益微減。業績予想に関しては営業利益などで上方修正を発表。
株式会社SHIFTは、2019年8月期第1四半期決算を1月10日に発表。当期連結経営成績については、売上高は39億5400万円(前年同期比48.8%増)、営業利益は3億1800万円(同36.9%増)、経常利益は3億2000万円(同21.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億9300万円(同18.4%増)だった。
経営成績に関する説明
SHIFTグループは、当連結会計年度を売上高1000億円企業に向けた2つ目の通過点の成長戦略「SHIFT300 -シフトスリーハンドレッド-」の2年目として、高付加価値なサービスラインナップの拡充や、各業界トップ企業との関係強化と成長フェーズにある中堅企業への事業拡大、品質保証業のブランディング力向上を課題として取り組んでいる。
上記の結果、当第1四半期連結累計期間については、売上高39億5454万円(前年同期比48.8%増)、営業利益3億1890万円(同36.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億9355万円(同18.4%増)となった。
セグメント別の業績は以下の通り。
エンタープライズ市場
金融業、流通業、製造業、通信業、ウェブサービス業など社会基盤を支える企業における業務システムや情報システムにおいて、ソフトウェアの品質保証に関するサービス全般を提供。
当期連結累計期間では、前連結会計年度から特にIT投資規模が大きい金融、流通各分野を注力業界として定め取り組んだ結果、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進行。新規顧客からの売上高が徐々に増加してきた。
上記の結果、売上高は35億1034万円(前年同期比51.7%増)、営業利益は8億7380万円(同71.1%増)だった。
エンターテインメント市場
モバイルゲーム、ソーシャルゲーム、コンシューマゲーム等を消費者に向けて提供する方に向け、品質管理工程やデバック業務のアウトソーシング、カスタマーサポート業務のアウトソーシングにより、ビジネスの付加価値を向上させるサービスを提供。
当期連結累計期間では、競合との差別化をはかることによる業界内認知度の向上や、既存顧客からの売上高が増加したことで、収益基盤の拡大を進めた。
しかし、テスト環境構築等の先行投資が発生した。
上記の結果、売上高は4億4420万円(前年同期比29.3%増)、営業利益は9699万円(同1.8%減)だった。
業績予想については、営業利益、経常利益、当期純利益を上方修正すると発表した。
関連サイト
株式会社SHIFT公式サイト
2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年8月期第1四半期決算説明会資料