CRI・ミドルウェア、中国進出を加速 現地のサウンド制作企業と合弁会社を上海に設立

CRIミドルウェア

拠点を設けることで音声・映像ミドルウェア「CRIWARE」のサポート体制や販売を強化。代表責任者は常務取締役の田中克己氏が就任。

株式会社CRI・ミドルウェア(以下、CRI・ミドルウェア)は、2月7日に開催した取締役会において、中国のサウンド制作スタジオのVanguard Sound Technology Co., Ltd.(以下、Vanguard社)と、中国上海にて合弁会社:CRI Middleware (China) Co., Ltd.(仮) を設立することを決議したことを発表した。

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CRI・ミドルウェアは、創業以来、ゲーム開発などをスムーズかつ効率的に行なうための音声・映像ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」の開発や提供を行なっている。

「CRIWARE」は、スマートフォンや家庭用ゲーム、アーケードゲームなど、様々なゲーム開発で技術提供を行なっており、国内で累計4500タイトル超のゲームに採用されている。

海外市場についても中国、北米を中心に「CRIWARE」を提供している。

特に中国市場においては、Vanguard社と2016年8月に業務提携を行ない、中国におけるミドルウェア事業の強化に取り組むことでライセンス数を増やしているが、中国はミドルウェア普及率が比較的低いこともあり、まだまだ潜在需要が巨大な市場であり、「CRIWARE」の普及をより迅速に進めていくことが課題となっている。

上記の状況のもと、CRI・ミドルウェアとVanguard社は、中国現地法人を設立を決定。

現地法人では、中国現地でのサポート体制の強化、情報の公開、現地コミュニティの醸成、SDKの機能追加などを行ない「CRIWARE」の販売を加速させる。

合弁会社の設立は2019年3月を予定しており、代表責任者はCRI・ミドルウェアの常務取締役を務める田中克己氏が就任する。

関連サイト

株式会社CRI・ミドルウェア公式サイト
中国における子会社設立に関するお知らせ

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