オルトプラス、利益率の改善で増益を狙うも営業損失2億円 2019年9月期第1四半期決算

オルトプラス

新規タイトルの開発費や全社費用が、運営タイトルから得られる収益を上回って推移。

株式会社オルトプラス(以下、オルトプラス)は、2019年9月期第1四半期決算を2月14日(木)に発表した。当期連結経営成績については、売上高は12億4700万円(前年同期比27.6%増)、営業損失は2億6325万円(前年同期は2億5884万円の営業損失)、経常損失は2億7679万円(前年同期は2億4639万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億7831万円(前年同期は2億4704万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)だった。

オルトプラス決算 業績推移 営業利益推移

経営成績に関する説明

ゲーム事業としては、ソーシャルゲームの新規開発や運営、他社が開発、運営中のゲームタイトルの運営受託を行なってきた。

また、ゲーム支援事業とベトナム子会社を利用したオフショア開発事業を進めるとともに、新規事業として福利厚生サービス「コミュニティオ」のサービスを開始した。

ゲーム事業
当第1四半期連結会計期間末においては、自社・協業6タイトル、パブリッシング1タイトル、運営移管7タイトルを運営するとともに、新規2タイトルの開発を進めてきた。

ゲーム運営では、主力ゲームタイトルの運営に注力。新規開発では、IP保有会社を含む他社との協業により、開発に伴う各種リスクの低減をはかりながら、開発スケジュールの遅延が生じないように努めている。

ゲーム事業

ゲーム支援事業では、ソーシャルゲーム会社間の人材マッチングサービスを提供するとともに、グループに所属する人材を、派遣契約などで他のソーシャルゲーム会社へ提供するなど、案件の獲得を進めてきた。

ゲーム事業人材

オフショア開発事業
オフショア開発拠点として、ベトナム子会社を活用した他社ウェブサービスなどの開発受託案件などの獲得を行なってきた。

オフショア

前期に新規事業としてサービスを開始した「コミュニティオ」については、導入営業を進めるとともに、追加機能を開発を行なってきた。

コミュニティオ

運営中のタイトルに関しては、各タイトルの売上推移を踏まえ、オルトプラスが主力とするタイトルに開発や運営リソースを優先的に割り当てるとともに、売上が一定以上減衰しているタイトルは、協業先やグループ子会社へ運営を移管。それにより、外注費を含む各種運営費用を削減してきた。

開発中のタイトルでは、工数管理を精緻に行うことにより、開発スケジュールの遅延や、開発費が増加しないように努めてきた。

また、各事業において、新規案件を獲得することにより、収益の増加を目指している。

間接部門
人員配置の見直しによる人件費の抑制を含め、各種費用の削減を継続して進行してきた。しかし、運営中のタイトルから得られる収益が想定を下回ったため、新規タイトルの開発費や新規事業等の費用及び全社費用などが、運営タイトルから得られる収益を上回って推移した。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は12億4799万円(前年同期比27.6%増)、営業損失は2億6325万円(前年同期は2億5884万円の営業損失)、経常損失は2億7679万円(前年同期は2億4639万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億7831万円(前年同期は2億4704万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)だった。

関連サイト

株式会社オルトプラス公式サイト
2019年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年9月期第1四半期決算説明資料

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