アエリア、『A3!』好調で増収も子会社の債権放棄で営業利益30%減 2018年12月期決算

スマホゲーム『A3!』の好調でグッズ売上も増加。非ゲーム事業もM&Aなど、連結子会社の増加で増収増益。

株式会社アエリア(以下、アエリア)は、2018年12月期決算を2月14日(木)に発表した。当期の連結経営成績については、売上高は314億7100万円(前期比98.3%増)、営業利益は18億7600万円(同30.3%減)、経常利益は16億1500万円(同41.5%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は15億3800万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益20億8000万円)となった。

アエリア決算

経営成績に関する説明

アエリアグループは、ITサービス事業をコア事業に、安定した収益基盤を強化。コンテンツ事業についても、スマートフォンやタブレットなどのモバイルコンテンツの開発事業、配信、運営事業を強化するとともに、子会社各社の強みをいかして、これまでのマス・マーケットからターゲット層を絞ったニッチ・マーケットでの基盤を作り、深耕を進めてきた。

当連結会計年度の売上高はについては、スマートフォン向けゲーム『A3!(エースリー)』の収益が好調に推移したことと、M&Aによる連結子会社の増加によって増収となった。

また、特別損益と親会社株主に帰属する当期純損益については、連結子会社が超浮き借入金について債権放棄を受けたことで、債務免除益6億5700万円を特別利益として計上。一方の特別損失は、主に減損損失20億1000万円、投資有価証券売却損5700万円、関係会社株式評価損4200万円を計上した。

以上の結果、当連結会計年度の業績については、売上高314億7100万円(前期比98.3%増)、営業利益18億7600万円(同30.3%減)、経常利益16億1500万円(同41.5%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は15億3800万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益20億8000万円)となった。

セグメント毎の業績は以下。

ITサービス事業
オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行なう株式会社ファーストペンギン、データサービス事業を行なう株式会社エアネットが安定した収益を獲得した。

上記の結果、売上高は60億5500万円(前年同期比30.2%増)、営業利益は4億8100万円(同9.4%増)となった。

コンテンツ事業
スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営、ドラマCDやボイスCD、キャラクターグッズの販売などの販売を行なっている。

スマートフォン向けゲーム『A3!』の収益が好調に推移したことで、売上高、営業利益ともに増加した。

上記の結果、売上高は142億6200万円(前年同期比59.6%増)、営業利益は8億8900万円(同63.3%減)となった。

アセットマネージメント事業
不動産の賃貸や売買、国内外の企業などへの投資等を行なっている。

上記の結果、売上高は100億800万円(前年同期比320.4%増)、営業利益は4億5200万円(前年同期は営業損失9400万円)となった。

関連サイト

株式会社アエリア公式サイト
2018年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)