エイチーム、既存タイトルの収益減少で前年同期比40%の減益 営業利益11億円 2019年7月期第2四半期決算

エイチーム

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』が売上をけん引。エンターテインメント事業の利益減少や新規事業への先行投資により減益。

株式会社エイチーム(以下、エイチーム)は、2019年7月期第2四半期決算を3月8日(金)に発表。当期の連結経営成績については、売上高は185億2400万円(前年同期比2.5%増)、営業利益11億7700万円(同42.8%減)、経常利益は11億6800万円(同43.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億4100万円(同48.2%減)だった。

エイチーム決算

経営成績に関する説明

売上高については、エンターテインメント事業とEC事業が前期比で減少したが、ライフスタイルサポート事業が好調に推移したことで、全体では前期比で微増となった。

一方、営業利益と経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益については、エンターテインメント事業の既存タイトルの利益寄与の減少、ライフスタイルサポート事業における新規事業への先行投資による費用増加などにより、前年同期比で減少した。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は185億2400万円(前年同期比2.5%増)、営業利益11億7700万円(同42.8%減)、経常利益は11億6800万円(同43.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億4100万円(同48.2%減)となった。

セグメント毎の業績は以下。

エンターテインメント事業
自社で開発したオリジナルスマートデバイス向けゲームアプリを、アプリ専用プラットフォームを通してユーザーに提供。ゲームアプリ自体は基本無料で提供し、アプリ内アイテム購入代金が主な収益。

2018年10月にリリースしたゲームアプリ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』が好調に推移し、第1四半期連結会計期間比で売上回復のけん引役となった。

一方、2019年7月期第2四半期連結累計期間においては、既存ゲームアプリの売上が減少したことで、事業全体では減収減益となった。

上記の結果、売上高は72億4900万円(前年同四半期比16%減)、セグメント利益は8億8500万円(同49.4%減)となった。

ライフスタイルサポート事業
引越し、自動車、ブライダル、金融メディアなど様々な事業領域において個人の利用者に向けてサービスを展開する事業者と提携。比較サイトや情報サイトなどの便利なウェブサービスを展開中だ。

個人利用者には基本無料でサービスを提供し、パートナー企業に当該利用者を見込客として紹介することに対する紹介手数料や成約報酬が主な売上。

サブセグメントとして、引越し関連事業、自動車関連事業、ブライダル関連事業、金融メディア事業、その他を展開。

2019年7月期第2四半期連結累計期間は、各サブセグメントで増収幅は異なるが、総じて好調に推移した。

各サブセグメントにおいては、既存事業の育成に加え、周辺サービスを拡充しながら、新しい事業領域において新規サービスを複数立ち上げ、引き続き今後の成長に向けた先行投資を行なってきた。

上記の結果、売上高は103億6400万円(前年同四半期比25.4%増)、セグメント利益は12億8500万円(同3.9%増)となった。

EC事業
国内外から仕入れた200種類以上の完成品自転車を専属のプロ整備士により整備を行ない完全組立自転車としてオンラインで販売、自宅まで届ける自転車専門通販サイトを展開。主な収益は自転車の販売代金。

2019年7月期第2四半期連結累計期間においては、引き続き通期での黒字化に向けて、物流オペレーションなど、運営の最適化に向けた体制整備を優先した結果、売上が前年同期比で減少した。

上記の結果、売上高は9億1100万円(前年同四半期比21.9%減)、セグメント損失は1億3100万円(前年同四半期は1億1200万円の損失)となった。

関連サイト

株式会社エイチーム公式サイト
2019年7月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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