C&R社、過去最高の売上高記録も利益が減少 営業利益15億円 2019年2月期決算

クリーク・アンド・リバー

東京エリアにおけるグループ拠点の移転や新会社の設立、子会社化した新事業への投資などで利益が減少。

株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下、C&R社)は、2019年2月期決算を4月4日(木)に発表した。当期の連結経営成績に関しては、売上高は295億6900万円(前年同期比10.7%増)、営業利益は15億7800万円(同12.6%減)、経常利益は15億8500万円(同13.1%減)、親会社に帰属する四半期純利益は9億6900万円(同12.1%減)だった。

クリーク・アンド・リバー社決算

経営成績に関する説明

C&R社グループは「人の能力をプロデュースすることにより社会に貢献する」ことを理念に、事業を運営。グループのネットワークする、クリエイター、医師、ITエンジニア、弁護士、会計士、建築士、ファッションデザイナー、シェフ、プロフェッサーなど、専門的な能力を有するプロフェッショナルへのニーズは旺盛で、事業が堅調に推移するとともに、今後の成長に繋がる取り組みを積極的に推進してきた。

売上高については、クリエイティブ分野(日本)を中心に順調に推移した。2017年6月29日付「孫会社の異動に関するお知らせ」で発表した、孫会社のCREEK & RIVER ENTERTAINMENT Co., Ltd.が、連結子会社から持分法適用関連会社に異動したことによるマイナス要因を吸収し、各セグメントにおいても順調に拡大し、過去最高の売上高を記録した。

利益面に関しては、2018年10月に実施した東京エリアにおけるグループ拠点の移転と集約に伴う一時的な費用や、人員増加に伴う退職給付引当金の計上方法の変更による一時的費用、新会社の設立、子会社化した新事業への投資などにより、前年同期実績を下回る結果となった。しかし、上記一時的な費用を除く実質ベースでは、制作スタジオを核としたプロデュース事業と人材派遣などのエージェンシー事業を中心に大きく伸長。新規事業についても今後の収益化に向けた事業基盤の整備が進展した。

以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は295億6900万円(前年同期比10.7%増)、営業利益は15億7800万円(同12.6%減)、経常利益は15億8500万円(同13.1%減)、親会社に帰属する四半期純利益は9億6900万円(同12.1%減)だった。

関連サイト

株式会社クリーク・アンド・リバー社公式サイト
2019年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)

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