テイツー、中古販売の売上好調や販売費削減で大きく黒字転換 営業利益2億円 2019年2月期決算

テイツー

売り場の構成比率やニーズを反映したレイアウト変更で中古商品の販売が増加し、業績に貢献。中古トレカの廉価販売で収益が改善。

株式会社テイツー(以下、テイツー)は、2019年2月期決算を4月15日(月)に発表した。当期経営成績に関しては、売上高230億400万円(前期比18.2%減)、営業利益は2億200万円、経常利益2億100万円、当期純利益は1億800万円だった。

決算 概況 サマリー

経営成績に関する説明

当事業年度に関しては、「収益改善」を最優先課題とし、各種施策に取り組んできた。その中でも、重点施策として行なってきた、古本を中心とする中古商品の販売が、売り場の構成比率の調整や顧客ニーズを反映したレイアウトの変更などにより、売上と粗利の増加に貢献し、業績が堅調に推移した。

古本

また、市場全体の緩やかな回復がみられた新品・中古トレーディングカードに関しては、新規タイトル拡販に注力したことや、一部中古トレカの廉価販売により、客数と売上が向上し、収益改善につながった。

一方で、前期に行なった不採算店舗の閉店の影響に加え、前期活況であった新品ゲーム市場の落ち込みの影響が大きく、全体として売上高は前期を下回ることになった。

利益に関しては、利益率の高い中古品の売上が順調だったことに加え、前期から行なっている抜本的な事業構造改革により販管費を削減した結果、営業利益、経常利益、当期純利益いずれも大幅に改善。期初に掲げた「黒字回復」という目標が達成でき、来期以降の継続的な黒字化の基盤を築くことができたと発表した。

店舗数

以上の結果、当事業年度の業績は、売上高230億400万円(前期比18.2%減)、営業利益は2億200万円(前期は営業損失1億7300万円)、経常利益2億100万円(前期は経常損失1億7100万円)、当期純利益は1億800万円(前期は当期純損失6億4400万円)となった。

関連サイト

株式会社テイツー公式サイト
2019年2月期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年(平成31年)2月期 決算説明会資料

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