CRI・ミドルウェア、組込み分野が苦戦もゲーム分野好調で大きく増益 営業利益2億円 2019年9月期第2四半期決算

遊技機と家電・IoT等向けの受注が想定以上に減少。ゲーム分野を中心に自社製ミドルウェアの売上が堅調に推移。

株式会社CRI・ミドルウェア(以下、CRI・ミドルウェア)は、2019年9月期第2四半期決算を5月9日(木)に発表した。当期連結経営成績については、売上高9億2800万円(前年同期比31.9%増)、営業利益2億1200万円(同70.8%増)、経常利益2億1300万円(同68%増)、親会社に帰属する四半期純利益1億4600万円(同64.2%増)だった。

CRI・ミドルウェア決算 ポイント 分野

経営成績に関する説明

CRI・ミドルウェアグループは、今後成長が見込める事業、市場を見据えた研究開発体制を整備し、事業基盤の拡大、グループシナジーの創出に注力している。

主力のゲーム分野では、ミドルウェア活用企業の裾野が拡大してきたこともあり、自社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」の国内ライセンス売上が、スマートフォン向けを中心に好調に推移した。

ゲーム

組込み分野に関しては、遊技機向けと家電・IoT等向けの受注が想定以上に落ち込んだことで減少した。

医療・ヘルスケア分野においては、前期に受注したクリニック向け大型開発案件が引き続き好調に推移。

新規分野は、WEB動画ミドルウェア「LiveAct PRO(ライブアクトプロ)」が着実に増加しており、動画向けソリューション「CRI DietCoder(シーアールアイダイエットコーダー)」も監視カメラ向けを中心に引き続き堅調に推移した。

さらに、第1四半期に受注したアプリ開発案件が売り上げの増加に寄与した。

2018年5月に完全子会社化した株式会社ウェブテクノロジについては、販促面の連携を継続し、顧客への提案強化に取り組んでいる。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は9億2859万円(前年同期比31.9%増)、営業利益は2億1214万円(同70.8%増)、経常利益は2億1386万円(同68%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億4617万円(同64.2%増)となった。

関連サイト

株式会社CRI・ミドルウェア公式サイト
2019年9月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年9月期第2四半期決算補足説明資料