日本ファルコム、ライセンス部門の増益で営業利益約7億円 2019年9月期第2四半期決算

「英雄伝説」シリーズの海外版を販売し、ライセンス部門の増収に寄与。「イース」最新作『イースⅨ-Monstrum NOX-』は鋭意制作中。

株式会社日本ファルコム(以下、日本ファルコム)は、2019年9月期第2四半期決算を5月10日(金)に発表した。累計経営成績について、売上高は10億4700万円(前年同期比45.8%増)、営業利益は6億9900万円(同86.4%増)、経常利益は7億100万円(同86.2%増)、四半期純利益は4億8900万円(同80%増)だった。

日本ファルコム決算

経営成績に関する説明

製品部門
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント主催の「プレイステーションアワード2018」で「ユーザーズチョイス賞」を受賞した『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-』の販売や、「プレイステーションアワード2017」で同じく「ユーザーズチョイス賞」を受賞した『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)』のクリスマスGiftパッケージをPlayStation4向けに販売した。

2019年5月には、PS4向けに『イース セルセタの樹海:改』を、6月に『『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』を購入しやすい価格に設定した『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-スーパープライス』を発売する予定だ。

「イース」シリーズ最新作『イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)』については、鋭意制作中だ。

上記の結果、製品部門の当第2四半期累計期間の売上高は1億1900万円(前年同期比18.8%減)となった。

ライセンス部門
2018年11月にPS4向けゲームソフト『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』繁体字中国語版と韓国語版を、2019年1月に『閃の軌跡エントリーパック』繁体字中国語版と韓国語版を発売した。

2019年3月にはPS4向け『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-』繁体字中国語版と韓国語版と「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改-Thors Military Academy 1204-』北米版と欧州版を発売した。

その他、中国のゲーム会社Linekong Entertainment Technology Co., Ltd.と『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』のスマートフォン用アプリの全世界配信契約を締結した。

また、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売やオンラインストーリーRPG『英雄伝説 暁の軌跡』、Nintendo Switch向け『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』のほか、『幻想大陸エレストリア(株式会社ベクター)』『竜星のヴァルニール(アイディアファクトリー株式会社)』『ラングリッサー(天津紫龍奇点互動娯楽有限公司)』などのゲームタイトルとコラボレーション展開を進めた。

上記の結果、ライセンス部門の当第2四半期累計期間の売上高は9億2800万円(前年同期比62.4%増)となった。

以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は10億4700万円(前年同期比45.8%増)、営業利益は6億9900万円(同86.4%増)、経常利益は7億100万円(同86.2%増)、四半期純利益は4億8900万円(同80%増)となった。

関連サイト

株式会社日本ファルコム公式サイト
2019年9月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)