ネクソン、中国と韓国事業の好調で営業利益526億円 2019年12月期第1四半期決算

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韓国事業の『メイプルストーリー』や『FIFA ONLINE 4』の成長で売上を牽引。中国と韓国事業の好調で過去最高の四半期業績を記録。

株式会社ネクソン(以下、ネクソン)は、2019年12月期第1四半期決算を5月10日(金)に発表した。当期連結経営成績について、売上収益は930億7700万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は526億100万円(同3.9%減)、税引前四半期利益は618億1200万円(同15.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は534億円(同14.6%増)となった。 

決算 業績概要 ハイライト

経営成績に関する説明

ネクソングループは、PCオンライン事業やモバイル事業を展開し、ユーザーに楽しんでもらえる高品質なゲームの開発、コンテンツの獲得、新規ゲームタイトルの配信に努め、既存ゲームタイトルのアップデートを進めてきた。

当第1四半期連結累計期間については、事業における韓国ウォンの対円為替レートが前年同期比で円高傾向へ推移したことによる為替の悪影響があったが、韓国事業の牽引により売上収益は前年同期比で増加した。

中国においては、主力PCオンラインゲーム主力PCオンラインゲーム『アラド戦記(Dungeon&Fighter)』の旧正月向けに実施したコンテンツアップデートとアイテム販売がユーザーからの好評を受け、堅調に推移した。為替の悪影響によって売上収益は前年同期比で減少したが、その影響を除くと、サービス開始以来過去最高の四半期売上収益を記録し、高水準であった前年同期比で横ばいとなった。

韓国においては、主力PCオンラインゲーム『メイプルストーリー(MapleStory)』が、コンテンツアップデートや旧正月プロモーションの好調で成長したことに加え、サービス移行のマイナス影響を受けた前年同期との比較で『EA SPORTS FIFA ONLINE 4(以下、FIFA ONLINE 4)』が成長したことで、PCオンライン事業の売上収益が前年同期比で増加した。

一方のモバイル事業では、『EA SPORTS FIFA ONLINE 4M(以下、FIFA ONLINE 4M)』)や、当第1四半期連結累計期間に配信した『Spiritwish』『Lyn:The Lightbringer』などの複数タイトルによる増収寄与を、『OVERHIT』『AxE』などの減収が上回ったことで、売上収益は前年同期比で減少した。

韓国事業全体では、PCオンライン事業の増収がモバイル事業の減収を上回ったことで、売上収益は増加した。

中国韓国

日本においては、『FAITH』『真・三国無双 斬』『OVERHIT』『DarkAvenger X』の増収寄与で、売上収益が増加した。

北米においては、『Choices: Stories You Play』『ドミネーションズ』が前年同期比で減収したが、『メイプルストーリー M』『Darkness Rises』『AxE』の増収で、売上が増加した。

その他の地域では、『メイプルストーリー M』『Darkness Rises』『天涯明月刀』『AxE』の増収により、売上が増加した。

日本北米

費用面では、従業員数の増加に伴う人件費の増加や『FIFA ONLINE 4』『FIFA ONLINE 4M』などに係るロイヤリティ費用の増加により、売上原価が前年同期比で増加した。

販売費と一般管理費は、前第2四半期連結会計期間に新しく連結子会社になったNAT GAMES Co.,Ltdに係る研究開発費の増加、モバイルタイトルに係るプラットフォーム費用が増加した影響などにより、前年同期比で増加した。

その他の費用においては、当第1四半期連結累計期間において前払ロイヤリティ等に係る減損損失を計上したことで増加した。

上記の結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は930億7700万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は526億100万円(同3.9%減)、税引前四半期利益は618億1200万円(同15.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は534億円(同14.6%増)だった。

関連サイト

株式会社ネクソン公式IRサイト
2019年12月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年度第1四半期決算説明資料

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