エイチーム、新規サービスへの投資などで利益大幅減 営業利益21億円 2019年7月期第3四半期決算

ライフスタイルサポート事業の売上が好調に推移したことで、エンタメとEC事業が減少も前年同期比で横ばい。新作ゲームの収益寄与は限定的。

株式会社エイチームは、2019年7月期第3四半期決算を6月14日(金)に発表。当期連結経営成績については、売上高は280億2800万円(前年同期比1.1%減)、営業利益は21億7500万円(同42.9%減)、経常利益は21億7700万円(同43.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億円(同58.5%減)だった。

2019年7月期第3四半期決算

経営成績に関する説明

2019年7月期第3四半期連結累計期間について、売上高は、エンターテインメント事業とEC事業が前年同期比で減少したが、ライフスタイルサポート事業が好調に推移ししたことで、全体では前期比で横ばいとなった。

一方の、営業利益や経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益については、ライフスタイルサポート事業における新規サービスへの先行投資、エンターテインメント事業における利益寄与の減少により、前年同期比で減少となった。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は280億2800万円(前年同期比1.1%減)、営業利益は21億7500万円(同42.9%減)、経常利益は21億7700万円(同43.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億円(同58.5%減)となった。

セグメント毎の業績は以下。

エンターテインメント事業
2019年7月期第3四半期連結累計期間は、既存ゲームアプリが減収傾向にある中、ゲームアプリ『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-』の国内版を2018年10月にリリースし、グローバル版を2019年4月24日にリリースした。しかしながら、国内外で収益寄与が限定的だったため、エンターテインメント事業は前年同期比では減収減益となった。

上記の結果、エンターテインメント事業の売上高は101億1400万円(前年同期比19.2%減)、セグメント利益は12億5700万円(同57.3%減)となった。

ライフスタイルサポート事業
2019年7月期第3四半期連結累計期間は、ブライダル関連事業を筆頭に好調に推移した。ブライダル関連事業は、サービス名称変更後の認知度とサービス信頼度向上に伴い、送客件数が順調に増加したことで、売上高が大幅に増加した。

既存事業の育成に加え、引き続き周辺サービスを拡充。また、立ち上げ段階にある複数の新規サービスへの先行投資を計画通りに行なったことで、セグメント利益は前年同期比で横ばいとなった。

上記の結果、ライフスタイルサポート事業の売上高は163億7700万円(前年同期比18.3%増)、セグメント利益は23億5100万円(同1.6%増)となった。

EC事業
2019年7月期第3四半期連結累計期間においては、売上高が前年同期比で減少したが、セグメント損失は前年同期比でやや縮小した。

引き続き、事業の黒字化に向けて、出荷効率の向上等、物流オペレーションを見直した結果、3月の繁忙期においては単月黒字化を達成するなどの改善がみられた。今後も運営の最適化に向け、フルフィルメントの強化を行なっていく。

上記の結果、EC事業の売上高は15億3500万円(前年同期比22.4%減)、セグメント損失は1億6600万円(前年同期は1億9000万円の損失)となった。

関連サイト

株式会社エイチーム公式サイト
2019年7月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)