テイツー、高利益率の中古品売上好調で営業利益7200万円 2020年2月期第1四半期決算

テイツー

主力の中古コミック販売において、文芸や文庫の売場構成比を高めるなど、顧客ニーズを考えた収益改善施策が収益に貢献。

株式会社テイツー(以下、テイツー)は、2020年2月期第1四半期決算を7月16日(火)に発表。当期の経営成績は、売上高49億3200万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は7200万円、経常利益7000万円(前年同期は200万円の経常損失)、四半期純利益6800万円(前年同期は1300万円の四半期純損失)だった。

テイツー決算

経営成績に関する説明

今期のテイツーは「収益改善」を最優先課題として位置付け、各種施策に取り組んだ。

粗利の大きなウエイトを占めている古本において、コミックに対して文芸や文庫の売場構成比率を高めるなど、最近の顧客のニーズを反映したレイアウト変更を行なったことで、売上と粗利の増加。

また、新品・中古トレーディングカード(以下、トレカ)に関しても市場活性化を背景に、新規タイトルの拡販と回転に注力したこと、一部中古トレカの廉価販売を行なったことで、客数と売上が向上し収益改善につながった。

第1四半期累計期間の売上高は、重点施策の中古商品の販売が堅調に推移したことに加え、トレカの市場の動向が鑑みた販売が業績に繋がった。一方、新品ゲームでは下落傾向が続き、全体として前年同期を下回ることになった。

営業利益については、利益率の高い中古品の売上が順調であったことに加え、事業構造改革による販管費の抑制も奏功し、利益面が大きく改善した。

以上の結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高49億3200万円(前年同期比5.2%減)、営業利益7200万円、経常利益7000万円(前年同期は200万円の経常損失)、四半期純利益は6800万円(前年同期は1300万円の四半期純損失)となった。

関連サイト

株式会社テイツー公式サイト
2020年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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