セガサミーHD、ゲーム分野の好調で増収増益 営業利益34億円 2020年3月期第1四半期決算

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新規性に対応した遊技機のゲーム性が好評も、型式試験適合率が低いため供給数は低調。アミューズメント施設はプライズを中心に施設稼働が安置に推移。

セガサミーホールディングス株式会社は、2020年3月期第1四半期決算を7月30日(火)に発表した。当期連結経営成績は、売上は727億3400万円(前年同期比5.7%増)、営業利益34億900万円(同264.6%増)、経常利益23億7200万円(同244.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益17億1800万円(同408.7%増)だった。

セガサミー決算

経営成績に関する説明

遊技機業界に関しては、パチスロ遊技機市場において規則改正と新自主規制に対応した遊技機(6号機)の投入がはじまり、一部のタイトルでは6号機の特性を活かした新しいゲーム性がユーザーの評価を獲得する等、市場活性化に向けての期待が高まりつつある。その一方で、一般財団法人保安通信協会(略称:保通協)におけるパチスロ遊技機の型式試験適合率が、引き続き低水準であることから、6号機のタイトル供給数は低調に推移した。

パチンコ遊技機市場では、規則改正に対応した遊技機の投入が進行しており、エンタテインメントコンテンツ事業を取り巻く環境としては、デジタルゲーム分野において、特に国内にて上位を占めるタイトルの固定化などにより、厳しい競争環境が続いている。

遊技機事業

パッケージゲーム分野においては、家庭用ゲーム機市場で現世代ゲーム機の普及が進んだことにより、主に海外においてゲームソフトの販売市場の拡大傾向が続いている。また、新しいプラットフォームやサービスの登場などによって、海外におけるデジタル販売市場の拡大に期待が高まっている。

アミューズメント施設・機器市場については、プライズを中心に施設稼働が安置に推移。

エンタメ

リゾート業界は、訪日外国人数が2018年に初めて年間推計が3000万人を突破するなど増加傾向にあり、ホテルの客室稼働率も引き続き上昇傾向となっている。また、観光立国の実現に向けて、「特定複合観光施設区域整備法」にかかる施行令等も、2019年4月から順次施行されている。

リゾート

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は727億3400万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は34億900万円(同264.6%増)、経常利益は23億7200万円(同244.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億1800万円(同408.7%増)となった。

関連サイト

セガサミーホールディングス株式会社
2020年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3⽉期 第1四半期決算説明・補⾜資料

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