カヤック、増収も売上原価増による総利益率低下で営業損失2億円 2019年12月期第2四半期決算

カヤック

4月に新作ゲーム『進撃の巨人 TACTICS』をリリース。esports事業が海外で開催した大型eスポーツイベントが増収に貢献。

株式会社カヤック(以下、カヤック)は、2019年12月期第2四半期決算を8月13日(火)に発表した。当期連結経営成績は、売上高30億2500万円(前年同期比5.5%増)、営業損失2億8000万円、経常損失3億600万円、親会社株主に帰属する四半期純損失2億43000万円だった。

カヤック決算 決算概要 損益計算

経営成績に関する説明

クライアントワーク
新しい技術とアイデアに挑戦し、クライアントとその先にいるユーザーに新しい体験を提供することで、クライアントのマーケティングやブランディングに資する広告を提供している。

スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加している。

上記の結果、10億1195万円(前年同期比9.1%増)となった。

クライアントワーク

ソーシャルゲーム
『ぼくらの甲子園!ポケット』『キン肉マン マッスルショット』、4月にリリースした『進撃の巨人 TACTICS』が、ソーシャルゲーム事業の売上高の大部分を占めている。

『ぼくらの甲子園!ポケット』と『キン肉マン マッスルショット』は、プロダクト・サイクルの後期に入りつつあるが、コアなユーザーを抱え、効果的なイベント施策を行なうことで、売上は底堅く推移している。

上記の結果、売上高は11億1760万円(同5.8%減)であった。

ソーシャルゲーム ゲームサービス

Lobi
「Lobi」というスマートフォンゲームに特化したコミュニティ事業を進めている。

「Lobi」と連携するタイトル数の増加とコミュニティが求める機能の拡充により、ユーザー数の拡大を目指している。あわせて、本サービスの強みであるコミュニティやユーザーにより焦点を当てた収益構造への転換をはかっている。
6月には、プレミアムユーザーに利用を限定していた配信機能を、全ユーザーに開放した。

上記の結果、売上高は1億9181万円(同4.1%減)となった。

Lobi

その他サービス
ウェディングプランナーとユーザーをつなぐブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」、eスポーツイベントの企画運営から専門メディアの運営などを行なう「esports事業」が順調に成長を続けている。

また、地域を軸としたスカウトサービス「SMOUT」、コミュニティ通貨プラットフォーム「QWAN」等、地域関連事業に関する新規サービスの開発や投資を積極的に行なっている。

上記の結果、売上高は7億461万円(同27.1%増)となった。

その他

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は30億2598万円(前年同期比5.5%増)、営業損失は2億8061万円(前年同期は営業利益9547万円)、経常損失は3億665万円(前年同期は経常利益1億299万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億4360万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益4931万円)となった。

関連サイト

株式会社カヤック公式サイト
2019年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年12月期第2四半期決算説明会資料

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