ビーグリー、主力サービス「まんが王国」の貢献で大きく黒字回復 営業利益2億 2019年12月期第2四半期決算

ビーグリー

「まんが王国」が日次最高課金額を複数回更新したことで、過去最高の売上高を記録。子会社ノベルバを電子書籍ビジネスの領域拡大のため吸収合併。

株式会社ビーグリー(以下、ビーグリー)は、2019年12月期第2四半期決算を8月14日(水)に発表した。当期累計経営成績は、売上高50億2700万円(前年同期比10.8%増)、営業利益2億8600万円、経常利益は2億8400万円、四半期純利益は1億6900万円だった。

ビーグリー決算

経営成績に関する説明

ビーグリーは、オリジナルコンテンツの創出や独占先行配信タイトル等による品揃えと編集機能の強化を進めており、データ分析やAI活用による作品レコメンド機能の改善やサイト表示の改善等、ユーザーにより長く使い続けられるよう、サービス改善を継続的に進め、積極的な広告宣伝活動を行なってきた。

主力サービスのコミック配信サービス「まんが王国」では、累計57作品となるオリジナルコンテンツの配信や、株式会社新潮社との新共同レーベル「UTUTU(ウツツ)」をはじめとするオリジナルレーベルの配信等、コンテンツの拡充を推進。さらに、月額定額制プラン「読み放題パック」を提供するなど、ユーザーの利用を促進する施策を展開するなどの広告宣伝活動により、会員登録数は2019年5月に250万人を突破し、順調に推移した。さらに、2019年4月には累計ダウンロード数10億冊を突破し、5月には日次の最高課金額を複数回更新。6月には、全社で過去最高売上高を記録し、過去最高の売上高を記録した。

無料マンガアプリ「コミックevery」では、新作から旧作まで幅広くコンテンツ拡充を取りそろえ、基本無料で読める作品数を900作品、27,000話以上に拡大した。

電子小説サービス「ノベルバ」では、6月にこれまでの小説投稿サービスに加え、「待つと無料」方式を採用した商業小説の取り扱いを開始。さらに、電子小説サービス「ノベルバ」を運営する子会社の株式会社ノベルバに関しては、経営の効率化をはかるとともに、事業シナジーや社員の連帯感を高め、電子書籍ビジネスの領域拡大を推進するために吸収合併することになった。

ゲームビジネスでは、株式会社オルトプラスとの両社の強みを活かしたスマートフォン向けアプリゲーム『RenCa:A/N(レンカ アルバニグル)』の制作プロジェクトで、4月に初のファンミーティングイベントを開催し、新キャスト情報を発表した。

その他ビジネスにおいても、IPの掘りおこしなど、様々なコンテンツのプロデュースに取り組んできた。

以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は50億2714万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は2億8618万円(前年同四半期営業損失は8959万円)、経常利益は2億8485万円(前年同四半期経常損失は1億702万円)、四半期純利益は1億6907万円(前年同四半期純損失は1億1373万円)となった。

関連サイト

株式会社ビーグリー公式サイト
2019年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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