コムシード、一部主力ゲームの計画未達で減収減益 営業利益600万円 2020年3月期第1四半期決算

コムシード

新作ゲームの配信予定は第2四半期以降に集中したことで、売上は既存ゲームのみ。受託開発運営は計画通りに推移。

コムシード株式会社(以下、コムシード)は、2020年3月期第1四半期決算を8月8日(木)に発表した。当期累計経営成績は、売上高2億9600万円(前年同期比10.5%減)、営業利益600万円(同58.0%減)、経常利益500万円(同61.6%減)、四半期純利益500万円(同55.8%減)だった。

コムシード決算

経営成績に関する説明

当第1四半期累計期間は、スマートフォン向けコンテンツビジネスの成長とシェア拡大のため、スマートフォンアプリ開発やソーシャルゲーム運営、新規事業の推進に取り組んできた。

ソーシャルゲームについては、主力サービスのバーチャルホール『グリパチ』において、新規アプリのリリースや他社とのコラボレーション企画等により、引き続きサービス拡大をはかっている。しかし、売上の半分以上を占めるAndroid版における施策の出遅れが響き、売上は計画を下回る結果となった。バーガーショップ経営ゲーム『I LOVE バーガー』は、定期的なイベントの実施やキャンペーン施策により、堅調に推移している。

従量制アプリでは、予定通り第2四半期以降投入予定の人気タイトルに関するアプリを開発中。リリース予定が第2四半期以降に集中している影響で、当第1四半期の売上は既存アプリのみを計上した。

SNSゲームの運営ノウハウをいかしたBtoB向け受託開発運営に関しては、主力の既存運営業務を中心に計画通りに推移した。

その他新規事業については、複数の新規案件に関する企画開発を行なっている。国内アニメIPに関するスマートフォンゲームは、当事業年度中のリリースを目指して、関係各社で連携しながら準備を行なっている。気アイドルグループやアーティストに関するコンテンツ事業に関しては、同じく当事業年度中のリリースを目途に、アプリの企画開発を進めている。ゲームパブリッシング事業では、新作スマートフォンゲームに関する開発とリリースの向けた準備を行なった。

全体として利益を計上したが、一部主力ソーシャルゲームにおいて売上高が計画に満たなかったことから減収減益という結果になった。

以上の結果、売上高は2億9682万円(前年同期比10.5%減)、営業利益629万円(同58.0%減)、経常利益561万円(同61.6%減)、四半期純利益511万円(同55.8%減)となった。

関連サイト

コムシード株式会社公式サイト
2020年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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