ポールトゥウィン・ピットクルーHD、営業利益10%増の16億円 令和2年1月期第2四半期決算

ポールトゥウィン

ネットサポート事業ではフィンテック関連サービスの認証チェックなどの受注増加。その他ではバリアフリー字幕の制作提供等で赤字幅が縮小。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社は、令和2年1月期第2四半期決算を9月6日(金)に発表した。当期連結経営成績は、売上高124億200万円(前年同期比5.7%増)、営業利益16億1200万円(同9.3%増)、経常利益15億4200万円(同7.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億5400万円(同13.7%増)だった。

ポールトゥウィン決算 決算概要

経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間に関して、ポールトゥウィン株式会社では、顧客企業へのBPOサービスを拡充するため、3月に株式会社CREST JOBと資本業務提携を行ない、同社を持分法適用会社とし、顧客企業に対するサービス力を向上させるため、5月に株式会社猿楽庁を吸収合併した。

また、今後の受注増加を見据えて、ピットクルー株式会社では、4月に北九州サービスセンター、7月に名古屋サービスセンターを増床した。国内拠点と海外10か国18拠点の連携により、デバッグ、ローカライズ、モニタリング、カスタマーサポート等の「ワンストップ・フルサービス」の提供をグローバルで推進した。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は124億219万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は16億1210万円(同9.3%増)、経常利益は15億4232万円(同7.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億5476万円(同13.7%増)となった。

セグメント

セグメント毎の業績は以下。

デバッグ・検証事業
国内外グループ会社の連携を図ることで、国内外ゲームソフトメーカーを中心にした顧客企業のグローバル展開サポートに努め、デバッやローカライズ、カスタマーサポート(海外)、音声収録等のアウトソーシングサービスの受注拡大を推進した。

また、アミューズメント機器向けアウトソーシングの受注が増加した。

上記の結果、売上高は93億6569万円(前年同期比3.1%増)、営業利益は14億5923万円(同6.6%減)となった。

ネットサポート事業
Eコマースサイトにおける商品やサービスに関する電話やメール、チャット、チャットボットによるカスタマーサポート(国内)等のアウトソーシングサービスの受注が増加した。

また、AI関連サービスにおけるデータ認識評価、QRコード決済や仮想通貨など、フィンテック関連サービスにおける認証チェックや不正対策等のサポートサービスの受注も増加した。

ゲーム市場向けのカスタマーサポートの受注拡大に向けて、デバッグ・検証事業との営業連携を強化した。

上記の結果、売上高は29億1863万円(前年同期比17.7%増)、営業利益は1億1600万円(同13.4%増)となった。

その他
Palabra株式会社において、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、映画をはじめとする映像のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供している。

昨今は、演劇の分野でもバリアフリー化が進んでおり、「星の王子さま」「ヘレン・ケラー」といった演劇にバリアフリー字幕、音声ガイドを制作、提供した。

アイメイド株式会社において、医療機関で働く外国人人材のビザ取得や就学等、国内生活手続きをサポートするサービスを提供している。

上記の結果、売上高は1億1787万円(前年同期比31.9%減)、営業損失は252万円(前年同期は2億932万円の損失)となった。

関連サイト

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社公式サイト
令和2年1月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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