『ゴ魔乙』が売り上げを牽引するも続くヒットタイトルに恵まれず赤字脱却ならず。非ゲーム領域の新規事業による収益拡大を目指す。
株式会社ケイブ(以下、ケイブ)は、2020年5月期第1四半期決算を10月10日(木)に発表。当期の非連結経営成績は、売上高3億5400万円(前年同期比38.7%減)、営業損失7300万円(前年同期は2億4600万円の営業損失)、経常損失7300万円(同2億4700万円の経常損失)、四半期純損失7300万円(同2億4700万円の四半期純損失)となった。
当期の成績はスマートフォンゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさいご(ゴ魔乙)』が引き続き牽引したが、当期から新たに開始した受託開発事業や、業務提携先企業である株式会社フォーサイドや株式会社KeyHolderと進めているネットクレーンゲーム、新経営陣が中心となって進めている非ゲーム領域のオンラインエンターテイメントサービスなど、新規事業の早期開始によって事業全体の拡大を目指している。その一方で、創業以来の本業であるゲーム開発も進め、新たなゲームアプリの開発についてはマーケット環境を注視しながら慎重に行なっていくのこと。
利益面に関しては、2019年5月期第1四半期にサービスを提供していたスマートフォンゲーム『ロード・オブ・ダンジョン』及び『三国ジャスティス』のサービスを終了したことから、2020年5月期第1四半期の売上高は前年同期と比較して38.7%減少したが、それらの不採算タイトルのサービス終了による売上原価、販売費及び一般管理費の減少により大幅に改善した。
以上の結果、当第1四半期の業績は売上高3億5400万円(前年同期比38.7%減)、営業損失7300万円(前年同期は2億4600万円の営業損失)、経常損失7300万円(同2億4700万円の経常損失)、四半期純損失7300万円(同2億4700万円の四半期純損失)となった。
また、今期決算と同時に「ゲーム領域以外のオンラインエンターテイメント事業」を行なう子会社の設立も発表した。
この子会社では、マルチチャンネルネットワークビジネスを事業とするもので、Youtuberなどの動画配信クリエイターのサポートや、クリエイターとスポンサー企業の橋渡しなどを行なうという。
ケイブは設立以来、ゲーム領域で事業を展開してきたことから、ゲーム好きやアイドル好きの客層をターゲットとすることで、他社との差別化がはかれると考え、子会社設立を決定したとのこと。
関連リンク
株式会社ケイブ
株式会社ケイブ 2020年5月期第1四半期決算短信(PDF)
株式会社ケイブ 子会社設立に関するお知らせ(PDF)