タカラトミー、NTTドコモとプログラミング教育サービス「embot」の共同事業をスタート

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ドコモの新規事業創出プログラム「39works」で開発した商品。両社共同でPRなどを行ない、家庭でも教育機関でも使われるプログラミング教材を目指す。

株式会社タカラトミー(以下、タカラトミー)は、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と業務提携契約を締結し、ダンボールで作るプログラミング教育サービス「embot(エムボット)」の共同事業を開始することを発表。これに伴い、プログラミングアプリで動かすことができるダンボールロボットキット「e-Craftシリーズ embot」を、2019年11月30日(土)からタカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」で発売し、全国の玩具専門店、百貨店、量販店等の玩具売り場、「タカラトミーモール」以外のインターネットショップでは2020年春発売予定であることを公表した。

「embot」は、段ボールを用いたロボットを自由に組み立てることで、電子工作やものづくりの基礎を学ぶと共に、本ロボットやスマートフォン上のビジュアル・プログラミングを通じて、子どもでも簡単に操作できるプログラミング教育サービスだ。

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「embot」の遊び方

文部科学省は、2020年に小学校のプログラミング教育を必修化することを発表しており、一方で将来的な日本のIT人材の不足が懸念されている中、様々な教材が提供されている。しかしながら、実際にITの最前線で活躍できる人材育成につながる実践的なプログラマー視点で開発された教材はまだ少なく、また高価であることから広く普及するには至っていないのが現状。

ドコモでは、多くの人にとってハードルの高い「プログラミング」を、誰もが自由に扱え、便利な生活を自らの創造力や工夫で作り出して行ける人材を多く増やすことを目指して、タブレット販売などを通じて教育現場のICT環境整備の支援を行なうとともに、実践的でありながら誰でも手軽に楽しくプログラミングが学べるスターターキットを提供するため、ドコモの新規事業創出プログラムである「39works」にて、ドコモのプログラマーチームを中心に「embot」の開発を行なってきた(embot公式アプリの開発や提供、運営は株式会社インフォディオが担当)。

今回の業務提携は、事前の市場調査を目的とした販売により、小学生向けのプログラミング教材の市場で多くの販売実績とユーザーから高い評価を得た「embot」を、タカラトミーとドコモの両社で本格的に展開していくもの。

タカラトミーは自社で培ってきた玩具製品の開発力やノウハウを活用して商品の改良や製造、玩具流通での販売を行なう。ドコモは、「39works」でこれまでの事業開発を行ない、ユーザーの声を元に改善を繰り返したノウハウを提供するとともに、教育機関との連携を推進する。さらに、両社は共同でプロモーション活動を行なうことで、さらなる普及促進に取り組み、家庭でも教育機関でも使われるプログラミング教材を目指していく。

今後は、上記を踏まえた新機能や新製品の開発、製品ラインナップの強化をはじめ、地方自治体や教育委員会との連携の推進、ドコモショップにおけるプログラミング教室の開催などを行なっていくと明らかにした。

商品概要

商品名:e-Craft(イークラフト)シリーズ embot(エムボット)

e-Craft

希望小売価格:6,000円(税抜き)
発売日:2019年11月30日(土)
対象年齢:8歳~
商品サイズ:315(W)×230(H)×46(D)mm (パッケージサイズ)
商品内容:本体用ダンボール(3)、embotコア(1)、ブザー(1)、LEDライト(2)、サーボモーター(2)、モーター用パーツ(一式)、説明書(1)
取り扱い場所:タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」使用電池:単4形アルカリ乾電池×4
アプリ対応OS:Android4.4.2以上、iOS10以上、Windows10以降。タブレットでの操作を推奨。専用アプリをダウンロードしていただき、アプリからプログラミングを行なうことでロボットを動かせます。

商品公式サイト: https://www.takaratomy.co.jp/products/omnibot/embot/

関連サイト

株式会社タカラトミー公式サイト
株式会社NTTドコモ公式サイト

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