フリュー、プリントシール事業の収益好調で営業利益18億円 2020年3月期第2四半期決算

フリュー

プリントシール事業では新機種の発売や直営店の新規出店などでプレイ回数が堅調に推移。ゲーム事業は恋愛シミュレーションゲームの売上が増加。

フリュー株式会社(以下、フリュー)は、2020年3月期第2四半期決算を11月13日(水)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高129億9200万円(前年同期比2.3%増)、営業利益18億400万円(同2.7%減)、経常利益17億9100万円(同2.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益13億5200万円(同12.7%増)だった。

フリュー 決算

経営成績に関する説明

フリューグループは、企業理念である「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」のもと、プリントシール事業の拡大や、若年女性層の顧客基盤を活用したマネタイズの多様化、キャラクターIPを利用した商品販売に注力してきた。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高129億9200万円(前年同期比2.3%増)、営業利益18億400万円(同2.7%減)、経常利益17億9100万円(同2.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益13億5200万円(同12.7%増)となった。

セグメント毎の業績は以下。

プリントシール事業
2019年6月に新機種「AROUND20(アラウンドトゥエンティ)」を発売した。

また、直営店「girls mignon(ガールズミニョン)」などの新規出店や既存店舗のリニューアルなどと行ない、プリントシール機全体としてのプレイ回数は堅調に推移した。

上記の結果、売上高は48億1800万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は10億4000万円(同22.4%増)となった。

コンテンツ・メディア事業
プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」の入会促進施策と継続利用促進施策に取り組み、2019年9月末における有料会員数は164万人となった。

カラーコンタクトレンズの販売に関しては、自社オリジナルブランドを中心に売上が増加した。

一方で、若年女性層の顧客基盤を活かした新規事業開発のための費用が増加した。

上記の結果、売上高は44億8600万円(前年同期比5.5%増)、営業利益は19億5200万円(同6.2%減)となった。

キャラクタ・マーチャンダイジング事業
多数の新規キャラクター版権の獲得とその商品化を行なった。クレーンゲーム景品や高価格帯ホビー商品の販売は堅調に推移したが、キャラクターくじ「みんなのくじ」の販売が減少したことで、売上が前年同期を下回った。

また、中国における生産及び物流体制の強化や、販売促進活動の強化に取り組んだ。

上記の結果、売上高は25億4100万円(前年同期比3.0%減)、営業利益は1700万円となった。

2019年7月1日付で連結子会社である株式会社ウィーヴを吸収合併したことに伴い、従来「その他」に含めていた書籍の出版事業等を、当第2四半期連結累計期間から「キャラクタ・マーチャンダイジング事業」に含めたことにより、前年同期比較については、前年同期の数字を変更後のセグメント区分に組み替えた数値となっている。

ゲーム事業
家庭用ゲームソフト事業については、新作タイトルの販売本数が減少し、広告宣伝費が減少、旧作における海外へのライセンス販売が増加した。

ゲームアプリ事業では、恋愛シミュレーションゲームの売上が堅調に推移した。

アニメ事業においては、新作Blu-rayやDVDの販売売上、製作委員会における配分金収入の計上が、前期の第2四半期連結累計期間に集中していたことから、売上は減少した。

上記の結果、売上高は11億4500万円(前年同期比19.0%減)、営業損失は2億8800万円(前年同期は営業損失3億7500万円)となった。

また、子会社である株式会社コアエッジの損益については、前第2四半期連結会計期間まで持分法を適用していたが、2018年9月の連結子会社化により、前第3四半期連結会計期間以降の損益計算書を連結している。

関連サイト

フリュー株式会社公式サイト
2020年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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